17日の米株式はFOMC終了を前に利上げ観測が強まり下落。NYダウは前日比507.12ドル安の51492.55ドルで反落、ナスダックが前日比354.688ポイント安の26021.655で2日続落、S&P500も前日比91.25ポイント安の7420.10で2日続落です。
FRB(米連邦準備理事会)はFOMC(連邦公開市場委員会)でFF金利誘導目標を3.50-3.75%に4会合連続で据え置くことを決定。今回はウォーシュFRB議長就任後初めてとなる会合で注目を集めました。金利・経済見通しではウォーシュ氏自身は提出を見送ったものの、政策担当者の半数近くが政策金利を現行水準に据え置くだけでは物価上昇率を2%の目標まで押し下げるのに不十分との見方に転じ、9人が2026年末までに利上げが必要になるとの予想を示されました。今回の声明では、「エネルギーを含む特定分野の価格上昇を引き起こした供給ショックを部分的に反映し、インフレ率は委員会が目標とする2%に比べて依然、高い水準にある」とし、「委員会は物価の安定を実現する」とタカ派的な内容で、FRBは利上げを視野に入れた方針に転換した可能性があると市場では受け止められました。FEDウォッチでは来月7月での利上げ確率が30%弱、9月利上げ確率が70%弱、年内12月時点では0.25%以上の利上げ確率が100%まで利上げ観測が強まりました。
ドルは米利上げ観測が強まり全面高。ドル円はFOMC声明発表後、1ドル160.78円(04:35)までドル高円安が進みました。
[FEDウォッチ]
【ドル円 日足】
【WTI原油 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】17日のNY金8月限セツルメントは前日比27.0ドル高の4381.4ドルで4営業日続伸。FOMC声明でタカ派的な内容が重しとなり、声明発表後は一時ドル高の動きとともに4237.4ドル(04:40)まで下落しましたが、今朝のアジア時間には4300ドル台まで反発。米トランプ大統領は19日の署名式を待って発効する当初の段取りを早めるため、G7のため滞在していたパリ郊外で覚書に署名。またイランのペゼシュキアン大統領も17日、両国の戦闘終結を定めた覚書に署名したことが伝わり、リスクオンムードが広がりました。ただトランプ米大統領は「最終合意ではない、覚書にすぎない」として、「言うこと聞かなければ、爆弾を彼らの頭のど真ん中に落とす」とイランをけん制する姿勢は変わらず。
FOMC声明発表で年内の利上げ観測は強まりましたが、「金」価格への影響は限定的とみられます。新たな金利・経済見通しでは、インフレ率は来年に急速に鈍化し、政策金利は同年末までに現行水準に戻り、2028年にはさらに小幅な緩和が可能になるとの見方も示されています。年内3回の利下げを予想していた米金融大手シティグループは17日、FRBの利下げ開始時期の予想を1カ月先送りし、10月、12月、27年1月に3回の利下げに修正。今月の原油価格の下落の影響を指摘しています。
本日18日のOSE金標準先物4月限は前日比83円安の22761円で取引を終えました。NYとともに出来高の少ない日々の取引が続いていますが、イベントも経過し、戻り基調が続くとみています。
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