2021年6月11日金曜日

金 米CPI上昇

 おはようございます。

昨晩、注目されていた米5月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回り、前月比+0.6%前年比+5.0%、食品・エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.7%、前年比+3.8%と強い物価の伸びを示しています。発表直後は「物価上昇=金利上昇(債券売り)・ドル高」のAIトレードが反応したとみられる動きでしたが、一巡後は徐々に反転し米長期金利は低下、ドルへの動きとなりました。米株式市場も来週米FOMCにおいてFRBの緩和政策に変更みられないだろうとする安心感が広がり買いが先行する展開でVIX指数も16.03まで急低下。NYダウは前日比19.10ドル高の34466.24ドル、ナスダックは終値で4/29以来に14000ポイント台乗せとなり前日比108.58ポイント高の14020.33、S&P500株価指数は前日比19.63ポイント高の4239.18で過去最高値を更新。


【金標準先物 日足】

夜間立ち合いでは日中の流れを引き継ぎ売りが先行。米CPI発表直後、下振れして6597円(21:31)の安値をつけましたが、その後反転上昇。NY金8月限も安値は1871.8ドル(21:31)までつけた後反発し、金利低下を背景に堅調な動きとなり前日からの下げを取り戻しました。NY8月限セツルメントは前日比0.9ドル高の1896.4ドルで、アジア時間に入り1900ドルに達しています。米CPIは上昇傾向ながらFRBの姿勢が「一時的」と判断し一定期間の平均で2%以上を安定させることを条件としているため、市場は来週の米FOMCにおける金融緩和の政策変更はないとする見方がコンセンサスになっています。今回のような上下で1900ドル台に乗せていく地盤を固めていると考えます。

 

【白金標準先物 日足】

昨日は日中立ち合いで朝の寄付きから約60円弱の値下がり。日中立ち合い時間に限ってみれば7営業日連続の陰線(始値>終値)となっています。昨晩の夜間立ち合いでは米CPI直後に3982円(21:31)と3/9以来3か月ぶりに4000円台割れの水準をつけましたが、その後はドル安や株高を背景に買い戻されました。ただ白金の場合は米CPIなどインフレ圧力が強まるほど上昇するかと言えば、産業用途も多く逆に企業のコスト高の原因にもなります。インフレ圧力が下値を支える要因になりますが、供給網(サプライチェーン)の安定化やバイデン大統領の掲げるインフラ投資計画の進展がみられないと更なる大幅な上昇にはまだつながりにくいかもしれません。また可能性はまだわかりませんが、南アフリカの電力供給に不安が強まっている面もあり、鉱山生産に影響が出れば供給不安が強まることは潜在要因。



 

 

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