2023年2月8日水曜日

金 米国債の信用リスク拡大

おはようございます。

昨晩は重要経済指標なく米パウエルFRB議長の発言が注目されました。発言内容はさらなる利上げの必要性に触れつつもFOMC後会見の時と同じように「ディスインフレ」が生じ始めている点も言及。市場はタカ派・ハト派の意を汲むような発言で乱高下。米株式終値ではNYダウが前日比265.67ドル高の34156.69ドル、ナスダックは前日比226.336ポイント高の12113.786、S&P500は前日比52.92ポイント高の4164.00。ドル円相場は雇用統計の強さを受けてパウエル議長のタカ派的な発言が警戒されドル高が進んでいましたが、内容はピーク金利が上がる可能性について言及したものの基本姿勢はFOMC会見時同様で新鮮味はなく、安心感から円高ドル安に振れ1ドル131円台へと沈んでいます。

【金標準先物 日足】

NY金4月限は前日比5.3ドル高の1884.8ドル。パウエル議長の発言に警戒感が強まりドル高が進んでドル建て金価格は上値が抑えられていた様子ですが、発言以後はディスインフレによって利上げ観測は弱まっていくとの見方から再びドル指数も下げ始めています。ドル建ては先週の2日・3日の2営業日で約100ドル急落しており、買戻しされやすい水準とみられます。OSE金標準先物12月限は一目均衡表基準線の7870円付近まで安値(7874円)を出し今朝からの動きでは7900円台を回復しています。また米国債の信用リスクが高まっています。CDSが10年ぶりの水準。短期国債でも買い手不在により8月物の金利が上昇しています。信用リスクも「金」の買い材料に。

【白金標準先物 日足】

NY白金中心限月4月限は前日比11.6ドル高の986.2ドル。年初から総取組高の減少し投機筋のポジションが縮小傾向にありましたが1000ドル以下の水準では下げ幅も限られているようです。OSE白金標準先物12月限は4091円(23:14)までの下落がありましたが、今朝からは4120円を覗く水準まで回復。貴金属全体が米雇用統計で利上げ長期化観測が再燃し下値を出しましたが、その後下値更新はなくレンジ横這い推移の状態。現在は目先安値水準とみています。


 

 

 

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