2022年12月13日火曜日

金 米CPI発表前夜

米株式は反発。序盤から買いが先行し、重要指標発表前の買戻しが優勢の展開となりました。NYダウは前日比528.58ドル高の34005.04ドル、ナスダックは前日比139.121ポイント高の11143.738、S&P500は前日比56.18ポイント高の3990.56。今晩の米CPIでは前年比+7.3%とインフレ振れ圧力が鈍化する見通しで、明日のFOMCでは0.75%から0.50%に利上げ幅が縮小することが予想されています。また来年の政策金利見通しでターミナルレート(利上げ最終到達点)の予想がどうなるかも注目されています。米10年国債入札後、債券は売られ米長期金利は上昇し米10年国債利回りは3.617%。対主要通貨でドル高も進み円相場は1ドル137円台後半までドル高円安が進んでいます。

【金標準先物 日足】

NY金2月限は前日比18.4ドル安の1792.3ドルのセツルメント。米長期金利上昇、ドル高が上値を抑制しました。ただ国内OSE金標準先物10月限はドル高円安で押し上げられ、今朝の日中立ち合い寄付きは7860円でスタート。やや円安が進んだことで7886円(11:17)まで上伸するも現在は7870円台での推移。昨日指摘したように一目均衡表の遅行線は実線上に沿った動きとなっており上昇。そのまま沿った動きとなれば週末にかけて上伸となりますが果たしてどうなるか…?7880円の陽転換値を何度も試しておりエクスパンションの可能性も高いのでは?とみています。

【白金標準先物 日足】

NY白金1月限は前日比28.2ドル安の1008.0ドル。重要指標発表前で投機筋のポジション持ち高調整が多かったのではないかと推測されます。前営業日の9日時点では総取組高が9/12以来の7万枚乗せまで増加。OSE白金標準先物10月限は前日比12円安の4338円で日中立ち合いをスタートしほぼ横ばいでの推移となっています。一目均衡表では遅行線が11月急騰時の実線に交わってくることとなり急騰となるか、それとも実線を割り込む軟調パターンとなるか分かれ目のところに差し掛かります。

 

 

 

 

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