2022年6月13日月曜日

金 米5月消費者物価指数8.6% 40年5か月ぶり

 週末は米5月消費者物価指数で予想を上回る物価の伸びが示され、米FRBが今後金融引き締めの強化を継続するとの見方から、景気後退の懸念が高まり株価を押し下げました。NYダウは前日比880.00ドル安の31392.79ドルで3日続落。ナスダックも前日比414.202ポイント安の11340.024、S&P500も前日比116.96ポイント安の3900.86と大きく下落しています。米5月消費者物価指数は前年比8.6%と市場予想の8.3%を大きく上回り40年5か月ぶりの水準。上昇率は第二次石油危機後にインフレが長期化した8.9%だった1981年12月以来の高水準となります。ドル円も今朝からの日本時間に1ドル135円に到達。

【金標準先物 日足】

NY金8月限は米CPIが発表される10日21:30に向けて右肩下がりの動きでしたが、米CPIが予想以上の伸びが示されると瞬間的に大きく反発。しかし急速な利上げペースが警戒され株式と同じく値下がる場面もありましたが、株価下落の動きから安全資産「金」が買われる展開となりドル建て価格で直近高値を更新し週末終値では前日比22.7ドル高の1875.5ドルまで上昇。加えてドル金利上昇からドル円も134円台に乗せてきてOSE金標準先物は8049円で夜間立ち合いを終えていました。週明け今朝のアジア時間スタートから更に海外高、円安が進み今朝の日中立ち合い寄付きは夜間立ち合い終了から39円高の8088円でスタート。4/25以来の8000円台ということで一般からの買いは出にくく利益確定売りに圧されているものの、買いついている印象はフロアではありません。意外にもスピードの速い展開ですが、ドル金利が10年国債で3.10%を超えているにもかかわらず強い動きを示しているのは1970年代後半から第二次石油危機に発展したインフレ時と同じパターン。教科書通りにインフレに対して強い動きをみせています。

【白金標準先物 日足】

これまで数か月間3700円弱~4000円強での持ち合いでしたので4000円を超える水準では一般からの買い手口は少なく高値を警戒する見方が強いようです。ただこれまでのレンジのように下限3800円以下の水準に迫ろうとすれば少なくても1ドル130円を下回る水準に行かない限りは厳しい状況となってきています。ドル円の円安進行で下げも相殺。4200円台から4000円台に調整してきていますが、目指す水準は4500円の可能性は高まっているように考えています。

 

 

 

 

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