2022年5月26日木曜日

金 NY1850ドルで方向感探る 

おはようございます。

米株式はダウが4営業日続伸。ナスダック、S&P500も反発となりました。材料難のなか5月に入ってから大幅に下落した反動によるものとみられます。未明に公開された5月FOMC議事録では6・7月に0.50%ずつ利上げをおこなうとしたFRB議長の会見内容からは新たな材料にも欠け、市場はほぼ織り込み済みといった反応となっています。NYダウは前日比191.66ドル高の32120.28ドル、ナスダックは前日比170.293ポイントタ高の11434.741、S&P500は前日比37.25ポイント高3978.73。米長期金利は議事録で更に金融引き締め観測が強まることもなく、株式市場に安心感が広がり債券は売りが優勢に。ただ米10年国債利回りはほぼ変わらずの2.751%。

【NY金 日足】

上グラフはNY金日足チャート。NY金中心限月6月限は4営業日続伸から5営業日ぶりに反落。前日比19.1ドル安の1846.3ドル。ECBによる金融引き締め観測が後退したことによりこの数日ユーロが軟調となっていたため、ドルが堅調。安全資産買いの動きも加速を見せていませんので、やや上値の重い展開。金ETF残高はわずかながら増加傾向を続けてきており、インフレヘッジの買い直しが入ってきているものとみられます。NY金先物市場では200日移動平均線が下支え。5/30(月)はメモリアルデーのため休日となり電子取引のみ。

【金標準先物 日足】

2営業日続落後、本日はわずかなマイナス圏での動き。米株式市場も大幅な下落後で方向感がなく推移しているのと同じく国内円建て価格も商い低調と同時に値動きも小幅になっています。4/20高値から23営業日目となり下げ幅が鈍化してきていることからなべ底型のチャートとなってきておりMACDもゴールデンクロスに近づいてきています。NY金市場、またはドル円市場での材料が欲しいところですが、米市場が5/30メモリアルデーで連休前となり、今は動きが出にくい環境となっているようです。週末の明日27日に発表される米4月個人消費支出でFRBが注目する物価指標のPCEデフレータが発表されます。前月は前年比6.6%だったものが今月の市場予想では前年比6.3%と高い水準ではありますが、やや物価上昇が鈍化する見通しとなっています。物価上昇インフレ圧力鈍化といった見方となれば、6月7月に0.50%ずつ利上げをする見通しから0.75%の利上げに強まる理由はなく、利上げ観測は一服する可能性があるとみられます。5月FOMC後に金融引き締め観測で下落した株式市場や金市場において買い戻されるきっかけになるものとみています。

 

 

 

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