2021年6月18日金曜日

金 リフレトレード終焉?

 おはようございます。

米株式は景気循環株からグロース(成長)株にシフトする動きが見られました。NYダウはFOMCでの利上げ時期前倒し予想を嫌気し続落で前日比210.22ドル安の33823.45ドル。対するハイテク株中心のナスダックは長期金利低下を受けて買いが集まり前日比121.67ポイント高の14161.35で過去最高値に迫る上昇となりました。S&P500株価指数は前日比1.84ポイント安の4221.86。米長期金利は2年債がFRBの利上げ前倒し予想を受けて上昇し、10年債はFRBがインフレを抑制してくるとの憶測から債券が買われ利回り低下の動きとなっています。前日6/16のインフレ連動10年債は売られ利回りが上昇し終値での期待インフレ率は2.33%。

 

【金標準先物 日足】

昨晩のNY金8月限は前日比86.6ドル安の1774.8ドルのセツルメント(清算値)で推定出来高は376,521枚。総取組高479,558枚のなかでは出来高は多め。安値は1767.9ドル(00:31)。アジア時間は1773.9ドル(7:00)から始まり現在1784ドル近辺での動きとなっており前日比ではややプラスの動き。国内の日中立ち合いは6295円からスタートし安値拾いとみられる買いが先行する展開となっています。FOMCを終えFRBが今後インフレを抑制するとの観測がコモディティー価格全般を下落させ「金」はその象徴的な動きとなっています。米実質金利上昇が対主要通貨でのドル高、金価格の下落につながっていますが、4月以降の金融緩和や財政出動などの政策効果を期待した「リフレトレード」のポジションが解消される動きで景気循環株の下落、長期国債のショートカバー(売りの買戻し)と共に売られてしまったとみられますが、短期筋の投機筋ポジションの解消にとどまり、金融緩和の継続の面からも長期保有のポジションについては維持され、また新規ポジションも出てくると考えています。6月内四半期末によるポジション調整を終えてからの、新たな動きを待つところと考えます。

 

【白金標準先物 日足】

白金価格も他のコモディティー価格同様にリフレトレードポジションの解消が進んでいる動きとみられます。NY市場においては2月に75,000まで膨らんだ総取組高が現在65,000枚まで縮小しています。ただ国内は2月に24,000枚だった総取組高は現在約36,000枚まで増加中。チャートは崩れているようで実は取組内容は全く崩れていません。もちろんこの残りの残玉が更なる下落を招く可能性も否定はできませんが、予想されている経済成長率の上昇見通しからすれば反転に転じる可能性も低くないとみています。ただこの値動きになっている現状からは6月中のリバランス調整の一巡を待たないといけないかもしれません。


 

 

 

 

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