2020年12月7日月曜日

金 米雇用統計後も反応鈍い

 米株式は最高値更新で4日続伸。NYダウは前日比248.74ドル高の30218.26ドル。ナスダックは87.05ポイント高の12464.23。週末の米11月雇用統計では非農業部門就業者数は前月比24.5万人増で市場予想を大きく下回る内容でした。しかしこの結果で追加経済対策の必要性が高まると早期実現への観測が強まり株式市場に影響を与えています。米10年国債利回りは0.97%に上昇していますが、米実質金利は低下しており株式の押し上げ要因にもなっているようです。

<NYダウと米実質金利>


【NY金 日足】

中心限月2月限高値は1852.7ドル(23:18)。米雇用統計発表後に上伸しましたが1850ドル台は維持できず直後1832.0ドル(00:53)まで下落。セツルメントは前日比1.1ドル高の1840.0ドル伸びもせず崩れもせず。総取組高はやや増加しており週末のCFTC建玉明細でも新規買い&ショートカバー(売り方の買戻し)で投機筋の買い越し枚数が拡大していますがSPDR金ETF残高の減少はまだ止まらず。米実質金利が低下していても金に反映している感じがありません。「金」よりも「株」に資金が投入されている様子。景気回復期待から非鉄や原油、穀物などコモディティー全般が強張っている中で勢いがありません。

< NY金と実質金利>

【金標準先物 日足】

目先息切れの印象。米雇用統計発表後の6184円(23:18)が高値。金ETFからはまだ資金流出が続いているようですが、NY総取組高や投機筋ポジションではやや増加傾向がみられ徐々に価格が回復していくイメージを持っています。緩和マネーの受け皿としての主役べきものですが、現在はわき役か…。あとは様々なリスク(米予算やトランプ大統領の進退、ドル安)が下支え要因。米メジャーSQ間に株価が堅調となっていますが、先物ポジションの一巡後に株式が反落した場合、「金」がどのような反応となるか?見極めたいところ。米FOMCへの追加緩和期待は現在強くありません。



 

 

 

 

 

 

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