2020年8月14日金曜日

金 長期金利上昇圧力のなかでも価格上昇

おはようございます。

米株式は小幅反落。市場ではコロナワクチンへの期待が高まるなか米追加経済対策の動向が注目されていますが、依然共和党・民主党の溝は埋まらない様子で嫌気されています。トランプ大統領が大統領権限を用いてとりあえず失業給付特例加算などへの手当をおこなったため、共和党としては急いで歩み寄る必要がなく経済対策の遅れを民主党に押し付ける意図がうかがえます。NYダウは前日比 80.12ドル安の27896.72ドル、ナスダックは30.26ポイント高の11042.50で取引終了。ただ取引終了後米30年債は入札は低調となり、加えてアップルが多額の起債発行を発表していて長期金利が上昇しており、実質金利も上昇しているとみられます。これまで実質金利低下で買われていたナスダック銘柄は実質金利反発の様子を見ながら上値が重たい様子。


【NY金 日足】

中心限月12月限セツルメントは前日比21.40ドル高の1970.40ドルで2日続伸。昨晩の高値は1974.8ドル(2:40)まで上昇。一目均衡表の転換線が位置するあたりで下落幅の半値戻りにあたる1981.7ドル手前まで戻りをみせています。昨晩は米30年債入札が低調で長期金利が上昇したにもかかわらず上昇しており「金」にとって重しになっていませんでした。取組高推移をみてみると、前日比90ドル以上下げた8/11の翌日、アジア時間で安値をつけ反転した8/12時点での総取組高は549,494枚で減少しています。引き続き未決済玉として残らない手口が旺盛に動いているようです。半値戻りまでは下げのリバウンドと考えられますが、来週まで金利上昇圧力は続く可能性があり、このまま「金」価格だけが金利上昇を無視して上昇していくのは疑問を感じます。日足テクニカル指標では陰転した形となっており「初戻り」として捉えておいたほうが良いとみます。

 

【金標準先物 日足】

夜間立ち合い寄付きは6620円(16:30)で始まりドル建ての上昇に加え、ドル金利上昇で106.60円台から107円台まで進行するドル高円安の影響もあり6767円(2:40)まで上伸しています。円建てでは下落幅の半値戻り6722円を抜けており強い動きを見せています。米国債入札を終えた後にドル建て価格が約30ドル反落した局面で6665円(3:21)まで約100円の反落がありましたが再び値を回復し、今朝からの動きでは6750~6720円での推移になっています。単なる急落のリバウンドとすればこの半値戻りあたりまでがいっぱいですが、ドル金利上昇でドル高円安も同時にあり7月の107.50円あたりまでは想定しておく必要がありそうです。そのうえでNY半値戻り1981.7ドルで計算すると上値は6850円。金利上昇観測は来週まで続きそうなことからドル建てでの上昇は限定的で、目先上値はこのあたりがいっぱいではないかと考えています。

 

 

 

 

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