2016年6月16日木曜日

あとは英国民投票

おはようございます。

英EU離脱問題で世界が揺れている中で米FOMCが開かれ米金融政策が発表されました。政策金利は大方の予想通り0.25~0.50%に据え置かれましたが、経済見通しは2016年GDPを前回+2.2%から+2.0%に下方修正。2016年金利見通し(ドットチャート)は中央値は0.875%で変わりませんが、1.125%、1.375%を予想するメンバーが減り、0.625%を予想するメンバーが増えていることから実質金利見通しが引き下げられていると捉えられています。5月の雇用統計で雇用の伸びが鈍化していることが確認されたのも今回の見送りの要因ですが、英国民投票を考慮した決定だと発表後の記者会見でイエレン議長が語っており、来週まで注目度が高まります。



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米株式は年内2回の引き上げペースが修正されてはおらず期待外れで続落。GDPの下方修正も米経済の先行き不安を残し下げ要因となっています。NYダウは前日比34.65ドル安の17640.17ドル。ドル円は早期利上げの可能性が薄まったことからドル安が進行。ドル円は一時105.43ドルに。米長期金利も低下し米10年国債利回りは1.57%と2012年9月以来3年9か月ぶりの低水準まで低下しています。


【NY金 日足】
 昨晩1300ドルにタッチ。利上げ見送り、金利低下、ドル安、英EU離脱懸念で続伸です。遅行線は実線を超えるところまで来ており、先行スパンはクロスに差し掛かっています。抜けるか、抜けずか分かれ道。極端にドル安が進めば急伸するかもしれませんが、今のところは高値警戒の考えで見ています。予想レンジは1305~1275ドル。


【東京金 日足】
NYと違い遅行線はまだ実線に届かず。先行スパンも上向いていますがクロスまではまだ上昇幅、時間が足りません。昨日も取組高は減少しておりフロアポジションも買い越しが減り出しています。多くの買い方はこの上の買玉を保有しているのでは?買い材料はこれ以上ないくらい揃っています。予想レンジは4410~4350円。


【東京白金 日足】
昨日の出来高は13000枚超え。英EU離脱懸念も一旦一服して欧州株は上昇し、ユーロ高ドル安。3300円近辺買いで考えています。方針は変わらず。予想レンジは3490~3280円。



【東京ドバイ原油 日足】
米エネルギー情報局(EIA)発表の原油在庫は前週比90万バレル減少の5億3150万バレル。前日の米石油協会(API)発表で在庫の積み増しとなっていたので、これを否定する内容となりました。
国内は目先下降トレンドに入ってしまったようです。買いの大きな担い手であるETNの買い残がかなりあると聞いています。目先は修正やむなしか・・・。予想レンジは31500~30000円。


【東京ゴム 日足】
 動きがありません。。。取組は増加。


【東京とうもろこし 日足】
昨日も伝えしたとおり前々日に陰転換しています。期先シンポが生まれていますが流れに影響はなし。




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