2014年11月18日火曜日

「金」非当業者が売り越しに

おはようございます。
日中でも冷え込む毎日。咳き込む人たちがまわりに多いようです。

昨日の日本GDPのマイナス成長は市場に混乱を招きました。多くのアナリストがプラス成長を予測していたにもかかわらずの数字でしたので、景気回復どころか景気後退に入っているのでは?といった声も出ています。今日から開かれる日銀金融政策決定会合では昨年9月より「緩やかな回復」としている景気判断があらためて再点検されることになります。また、消費増税先送りについても黒田日銀総裁がどのような見解を示すでしょうか?

また、ECBドラギ総裁が国債購入について言及し、欧州における量的緩和の可能性が浮上しユーロ安ドル高の動きも出てきています。

【NY金 日足】
 昨晩の足で高値は1193.6ドル。今だ基準線1193ドル近辺です。転換線は1162ドルの横ばい。上げ要因として11/12に取り上げたスイスの話題が本日日本経済新聞の商品欄に出ていました。購入ということになれば当然買い材料になり得ますが、後付けの感が否めません。

【東京金 日足】
本日夜間立会いから証拠金が引き上げとなります。
 一旦大きく立ち上がった陽線はそう簡単には崩れることはありません。しかしながら逆に国内の一般投資家の売り手口が目立ちます。取引所のカテゴリー別取組高でも『非当業者』の買い越し残が本日売り越しとなり、ますます売り手口が拡大されているようです。
『非当業者』が売り越しとなったのは今年の3月以来。当時も4300円を越えてから売り手口が目立ち始め、4400円を越えてから更に増え始め、3/13の高値4545円の日まで売り手口を拡大させ売り上がっています。
今回も価格水準は似通っており、このまま値上がりしていってもおそらく一般の手口は3月同様売り上がっていくことが予想されます。結果、3月の高値時は高値をつけた3/13がちょうど一般の売り越しのピークとなり、手口的には耐え切ったことになりましたが、今回はどうなるか・・・。

【東京白金 日足】
チャートでは切り上げの形です。欧州が量的緩和に踏み切るかといった思惑からユーロが売り込まれる可能性もありますので連動安に注意を払いながら買い維持。

【東京原油 日足】
海外原油安の動きは変化ないように思います。国内はまだ基準線の下で推移しています。「売り」方針で見ています。

【東京とうもろこし 日足】
シカゴは2日続落。押し目範疇。


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