2014年6月13日金曜日

「金」 緩やかな階段

おはようございます。
久しぶりにスカッとする青空が広がっています。

本日の日銀金融政策決定会合での追加緩和への期待感後退、また来週米FOMCでの早期利上げが期待される状況ではないことから、ドル円は圧迫され、101.60円台まで下落。イラクの政情不安なども嫌気されNYダウは2日続落となっています。米長期金利も2.58%を割り込むところまで低下。

商品市場はWTI、ブレント原油が高騰、今年の高値を更新しています。 イラクの政情不安を「明らかに非常事態」として地政学リスクが高まっています。レンジが切り上がるとチャート上では昨年9月のWTI110ドル、ブレント115ドルが見込まれます。

貴金属は原油高の影響もあってか「金」「銀」が続伸。米FOMCでの早期利上げ観測の後退により、米長期金利の低下も材料となっています。
また、一方では「白金」「パラジウム」が下落。南アの賃金交渉の進展から買い方が一気に離散した様相で急落しました。AMCU側と労働者の協議次第でスト終結に至るかどうか、本日中にもまた結果は出てくると思われます。

「東京金」は地味ですが、売り物を消化しつつ少しずつ切り上げてきています。先日指摘した5/28の窓埋めを昨晩4,177円まで伸びたことにより達成。 次はひとまず5/27の日中取引と夜間立会い始まりのところに4,216~4,214円に小さな窓が空いています。こちらまでの回復を見ています。


フロアポジションで見ると、「金」はこの上昇で買い越しが徐々に軽くなってきており、ヤレヤレ売り物の消化をしながら切り上げてきているのが読み取れます。また石油三品は売り越しポジションとなっており、火がつくと面白そうです。



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