ドイツのキリスト教民主同盟(CDU)など連立与党3党は30日、国内で稼動している17基の原子力発電所のすべてを遅くとも2022年までに閉鎖することで合意した。英放送局BBCなどが伝えた。これはノルベルト・ロッティンゲン環境相が同日の連立与党の会合後に明らかにしたもの。
同相によると、最も老朽化している7基の原発とクリュンメル原発は3月11日に発生した東日本太平洋沖地震とその後の巨大津波で東電・福島第1原発が甚大な損傷を受け、放射能が漏洩したことを受けて、3月に一時停止措置が取られたが、そのまま閉鎖するほか、比較的古い6基の原発は2021年までに閉鎖、さらに、残る3カ所の新しい原発も2022年までに閉鎖するとしている。ドイツでは原発による発電量はエネルギー供給量の23%を占めている。
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