2010年4月27日火曜日

金融規制(2)

 米上院で、金融規制改革法案の本会議での審議入りを求める票決は賛成57、反対41で否決。本会議入りには、100議席中60議席必要だった。上院においては、共和党による審議引き延ばし(フィリバスター)を打ち切ることが可能な60議席(スーパーマジョリティ)を獲得していたが、2010年1月に行われたマサチューセッツ州の特別選挙で敗れ、現在59議席となっている。

 もしも、可決されていれば本会議入りして30時間の討論のあと、最終的に法案の採決という流れだった。民主党のドット委員長と共和党のシェルビー議員による水面下での調整が合意に至らなかったそうです。

 これにより、反対派を納得させる形の法案にしなければならなくなってしまった。要するに、以前当方でもご指摘したように骨抜きの金融規制にならざるおえなくなる。

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