2012年2月29日水曜日

夜間の注目は、LTRO

市場の関心は、本日実施されるECBの3年物長期資金供給オペ(LTRO)に向かっている。応札額の市場予想は4700~5000億ユーロ。昨年12月に実施された第1回のオペ(4890億ユーロ)とほぼ同じ規模になるとの見方が大勢を占めている。

市場の見通しとしては、応札額が予想を大きく上回った場合はユーロ下落、市場予想と同じ規模であればユーロ上昇といった見方がある。なお28日には、格付け会社フィッチ・レーティングスが「LTROは格付けの低い銀行に対する延命措置にしかならない」とする報告書を出したが、大きな材料とはならなかった。

ECB側は、資金供給を受ける銀行側に対し、資金を家計や企業向けの貸し出しに回すことを期待しているが、その一方で欧州銀行側では、資金供給をネガティブにとらえるムードは少なく、積極的に資金供給を受けようとするムードが広がっているという。

オペの応札結果は、日本時間の29日19:15ごろに発表される。市場予想では4700~5000億ユーロ程度の応札額になるとの見通しが出ている。
<クルークニュース>

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