2016年3月4日金曜日

なんで「金」だけ?


おはようございます。
今朝は気温も上がり春の気配。

米株式は今晩発表される雇用統計を控えて様子見ムード。序盤は弱い経済指標をみて軟調な動きでしたが、終盤プラス圏転じています。NYダウは前日比44.58ドル高の16943.90ドル。ドル円も動きなく113円台中盤。長期金利も横ばいの動きで米10年国債利回りは1.84%。

資源に底入れ感がでてきている様相ですが、国内市場はもっぱら「金」が大きく値を上げています。2013年に当時FRB議長だったバーナンキ氏が金融緩和の終了を言及し出口戦略が意識されてから昨年米ゼロ金利解除に至る約2年半の下げトレンドは終焉を迎えています。目先は米追加利上げについての思惑から上下が予想されますが、昨年までとは違った力が動いているのかもしれません。「木を見て森を見ず 」、「鳥の目、虫の目」から「魚の目」を持って先行きを見ていく必要があります。


【NY金 日足】
高値1263.9ドル(2/11)を突破。金利面での変化は見られませんが、まだ米追加利上げへの疑念は根強く特にETFが中心となり「金」へと資金シフトが顕著です。当然CFTCで見る買い越しポジションも拡大していることが予想されます。昨年1月1300ドルまで買い進まれたときの発表された数字のピークは188,925枚(1/27)。これを越えるのかどうかを考えて判断をしなければいけないようです。売るのは天井を見てからでも。予想レンジは1280~1210ドル。


【東京金 日足】
 国内はチャートどおりの展開。ドル建ての上昇とドル円の関係が今までとは異なっています。つまり金利面での動きではなくそれ以外の要因。昨年10月戻り高値4565円(10/26)に達してきました。この当時の上昇要因は何だったでしょうか?現在との違いは?いずれにしてもここまで上昇してくると昨日述べたレンジを意識しなければならないと考えます。一般投資家の手口は圧倒的に売りに傾いています。株式市場のリスクオンムードが回復すると見ていますが、そのなか上昇が強まるようですと4600円越えは考えなければいけないと判断。予想レンジ4620~4470円。


【東京白金 日足】
同じ白金族のパラジウムも急上昇。NYでは白金に比べショートカバーが残っているようです。資源に底入れ感が出てきており、あせらずとも上昇の動きは時間の問題と考えます。「金」と比べれば株高による金利低下上昇、リスクオンに対するリスクは少ないと判断しており『買い』をおススメしています。予想レンジは3550~3390円。


【東京ドバイ原油 日足】
主要産油国がまた今月20日に協議を開催する見通し。以前申し上げたように株式市場においても石油関連銘柄が広く買われだしてきており底打ち感が出てきています。週末がキッカケになってくれるかどうか・・・。29000~24000円のレンジ予想。


【東京とうもろこし 日足】
天候相場はこれから。テクニカル的な戻りは入りそうですが、ファンダメンタルズに力強くなる要因はありません。手出せず・・・。




今晩は米2月雇用統計です!





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