おはようございます。
米市場では朝方に米10年国債利回りが一時4.73%まで上昇。20日に米大統領に就任するトランプ氏が「国家経済の緊急事態宣言の発令を検討している」と報道で伝えられ金利上昇圧力が強まりました。この宣言によって、トランプ次期大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)を利用した新たな関税措置を打ち出すことが可能になります。FOMC議事要旨でもトランプ次期政権の政策が物価上昇につながる可能性を踏まえ、参加者がインフレの上振れリスクが増したとみていたことが明らかとなりました。また、朝方発表された米12月ADP全米雇用レポートでは非農業部門の雇用者数が市場予想を下回る一方で、前倒しで発表された週間米新規失業保険申請件数は昨年2月亥らの低水準となり、週末に控える米雇用統計発表を前に、労働市場関連指標はまちまち。NYダウが前日比106.84ドル高の42635.20ドルと3日ぶりの反発、ナスダックは前日比10.802ポイント安の19478.877で2日続落、S&P500は前日比9.22ポイント高の5918.25で株式市場もまちまちの展開でした。ドル円は一時158.54円(8日20:43)と昨年7月17日以来の水準までドル高円安が進んでいます。
※今晩はカーター元大統領死去による「国民追悼の日」で米株式市場は休場。
【ドル円 日足】【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】
OSE金標準先物12月限は年明けから4日続伸。今朝10:00現在、前日比75円高の13618円。NY金2月限は前日比7.0ドル高の2672.4ドルのセツルメントで2日続伸。前日には中国人民銀行が11月に続き12月でも金保有を増やしており2か月連続で積み増していることが明らかになっています。人民銀行の保有金は11月に16万トロイオンス(4.97トン)増加し、7296万トロイオンス(2269.31トン)、12月には33万トン(10.264トン)増加し、7329万トロイオンス(2279.576トン)となっています。昨晩は中国の金購入に加え、FRBのウォラー理事が米財政赤字も金利上昇の押し上げ要因と指摘し、また「さらなる利下げが適切」と発言したことも金価格上昇につながったとみられます。トランプリスクがドル買い要因にもなっており、金価格の買い支え要因になっています。
【NY白金 日足】
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2025年1月25日(土)東京
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