2010年5月6日木曜日

24

 ニューヨーク・タイムズスクエアの爆発未遂事件で、捜査当局はパキスタン系アメリカ人の男を逮捕。

 ファイサル・シャザード容疑者(30)は1日午後6時半ごろ、観光客らでにぎわうタイムズスクエアで、プロパンガスボンベなどを積んだ車を爆発させようとした疑いが持たれています。捜査当局は、犯行に使用された車を3週間前に1300ドル=12万円で購入したシャザード容疑者を割り出して行方を追っていました。そして、3日夜にシャザード容疑者がドバイ行きの飛行機に搭乗したことが判明し、捜査当局が離陸直前だった飛行機を搭乗ゲートまで呼び戻し、機内で身柄を拘束しました。アメリカのメディアは、捜査幹部の話として、シャザード容疑者が犯行を認めたと報じています。シャザード容疑者は4日午後2時にニューヨーク連邦地裁に出廷し、罪状認否を行う予定です。FBI=米連邦捜査局などは、マンハッタンから約90キロ離れたコネチカット州内にあるシャザード容疑者の自宅を家宅捜索しています。シャザード容疑者は、自宅周辺の住民に「ウォール街で働いている」と話していました。シャザード容疑者はパキスタン出身で、2009年4月にアメリカ市民権を取得し、去年6月にドバイに向けて出国し、今年2月にアメリカに帰国しています。捜査当局は、今回のテロ未遂事件がシャザード容疑者による単独犯行ではなく、複数犯による事件との見方を強めているそうです。

 シャザード容疑者は、金融アナリストとして働いていたそうです。また、捜査当局は事件解決の会見で、「24(トゥエンティーフォー)のように24時間で解決することはできなかったが、早期解決できてよかった」と話したそうです。

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