2026年3月5日木曜日

金 イラン紛争5日目収束みえず

 4日の米株式は反発。ISM非製造業指数の統計で景気の底堅さとインフレ鈍化が示されたことを好感。NYダウが前日比238.14ドル高の48739.41ドルで4日ぶりに反発。ナスダックは前日比290.794ポイント高の22807.484、S&P500は前日比52.87ポイント高の6869.50と反発しています。ただホワイトハウスは、イラン政権が「完全に打ちのめされた」との見解を示し、同国のさらに深部まで攻撃を拡大すると表明しており、中東イラン紛争における軍事作戦の期間については依然として極めて不透明なため、市場のリスク回避姿勢は払拭されていません。

【ドル円 日足】



【WTI原油 日足】


【NY金 日足】


【OSE金標準先物 日足】 
4日のNY金4月限セツルメントは前日比11.0ドル高の5134.7ドル。前日に下値が5000ドルで支えられわずかながらに反発。本日5日のOSE金標準先物2月限はドル建て価格が伸び悩み、前日比290円安の27060円と3日続落。ただ今週の週明けイラン攻撃後は先限で28420円(2日22:31)~26400円(4日00:17)で推移しており、その幅広いレンジ内で次の展開をうかがう展開となっています。米イスラエル両軍のイランへの攻撃は続いているなかで、昨晩、イランが戦争終結を目指す交渉を米側に打診したと一部で報じられ、原油価格が値下がりする局面もありましたが、イラン政府はこれを否定。SPDR金ETF残高はイランへの攻撃後減少しており、株価急落に伴った換金売りによって値下がりした様子がうかがえますが、中東情勢緊迫化によるリスク回避による安全資産買いの需要は健在。金利上昇、ドル高に上値を抑えられながら、今後の戦況をみつめる展開が続いています。仮に今後、石油施設に攻撃が及んだり、ホルムズ海峡における船舶の運航停止が続いた場合に原油価格が100ドルまで上昇するような展開となると、世界的にスタグフレーション(物価上昇で景気悪化)への懸念が強まります。

 

 

 

 

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