おはようございます。
NY株式はNYダウが7日続伸し前日比141.74ドル高の40669.36。米国が貿易交渉で中国に接触しているとの報道もあり米中対立の緩和が相場を下支えしたようです。ただ取引開始序盤は一時780ドルほど下落。米ADP雇用者数は+6.2万人と市場予想の+11.2万人を大きく下回り労働市場の成長鈍化が示され、また米1-3月期GDP速報値では前年同期比-0.3%と2022年第2四半期以来、約3年ぶりのマイナス成長、個人消費は前回発表の+4.0%から+1.8%に大きく鈍化しながらも、コアPCEデフレータは前回発表の+2.6%から+3.5%と物価の上昇圧力、高止まりが懸念され、米国経済の雲行きに警戒感が残る内容。早期の利下げ観測も強まったこともあり、株価も一時的な下落局面から切り返し。FEDの金利予想では2026年には年4回の利下げが予想されています。ナスダックは前日比14.976ポイント安の17446.341、S&P500は前日比8.23ポイント高の5569.06。
本日正午に日銀は金融政策決定会合で政策金利の据え置きを発表。展望レポートでは予想通り25年度、26年度のGDP見通しを下方修正しています。声明においては「各国の通商政策などの影響を受けて海外経済が減速」「我が国企業の収益も下押しされ成長ペースは鈍化」など、利上げの可能性は残しつつも実質的に後ずれとなりハト派的な内容と市場は受け止め、ドル円は声明発表後、ドル高円安の動きとなり1ドル144円(14:14)に達しています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】NY金6月限セツルメントは前日比14.5ドル安の3319.1ドル。本日午前はアジア時間で直近安値3270.8ドル(4/23)を下回り更に下落。OSE金標準先物4月限は前日比89円安の15176円(8:45)で日中取引をスタートし15006円(10:06)まで下落。ドル建て価格は軟調な地合いが続いているものの、日銀の政策金利、展望レポート発表後にドル高円安に振れたため国内円建て価格は下支えられています。アジア時間で買い支えを担ってきた中国は5/1~5まではレイバーデーで休日のため流動性が低下し、値動きが荒っぽい展開となっていますが、下げはあくまで投機筋の超目先の短期売買によるものか?米中貿易戦争による安全資産買いの勢いは一服していますが、今後はドル金利引き下げを見越した展開になってくるものとみられ、長期トレンドに変化はないと考えます。
セミナー 今後の予定
5/17 岡地セミナー(東京)
講師:江守哲
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
お電話でのご相談は 0120-988-528
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