おはようございます。
米株式は大幅に反落。本日3/4からカナダ、メキシコに25%の関税、対中追加関税は10%から20%に引き上げるとして株価は大きく下落。特にトランプ政権が半導体の対中輸出規制を強化することを嫌い、エヌビディア株が大幅安となり全体を押し下げています。NYダウは前日比649.67ドル安の43191.24ドル、ナスダックは前日比497.088ポイント安の18350.191。S&P500は過去最大の下げ幅となり前日比104.78ポイント安の5849.72。ドル円はトランプ大統領が「円や人民元は通貨として弱い」「通貨安の国に関税を課す」などと述べ、1ドル150円を下振れるドル売り円買いが進みました。さらに日本時間朝にはトランプ政権がウクライナへの軍事支援をすべて停止する方針を示しリスク回避の円買いが強まり、一時1ドル148.59円(10:34)まで進んでいます。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】NY金4月限は3日ぶりに大きく反発し前日比52.6ドル高の2901.1ドル。トランプ政権の関税政策による貿易戦争を警戒し安全資産への回帰がみられました。前営業日の週末2/28時点の総取組高は489,629枚まで減少しており再び買い直された様子。週末にはロコロンドンとの価格乖離も埋まっていましたが昨日大きく上昇したことで再び上ザヤが広がっているとみられます。NY指定倉庫在庫は2/28時点で39,414,154トロイオンス(約1226トン)まで増加を続けていて、パンデミック後の2021年2/10の最大値39,502,652トロイオンス(約1229トン)を超える可能性が高くなりました。現物の引き合いが強い状態が続くうちは本格的な値崩れはなさそうな気配。一方、円建て価格のOSE金標準先物2月限は前日比20円高の13980円で夜間取引を終了し、今朝の日中取引寄付きは前日比31円高の13991円でスタート。午前中円高の動きがみられ一時13893円(10:28)まで値下がり後は、ドル円も149円台を回復し11:40現在前日比15円高の13975円で推移しています。トランプ発言でドル円市場は右往左往している様子ですが、円高も今のところ1ドル148円台中盤で足踏みしており下値を固めている様子。米長期金利も10年債利回りでは4%を割り込み実質金利も低下傾向を辿っているため、下支えられているとみられます。株価が不安定であり安全資産需要が再びと強まる可能性も…。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金4月限は前日比34.0ドル高の971.9ドルで入電、国内OSE白金標準先物2月限は前日比22円高の4520円で推移しています(11:47現在)。メキシコ、カナダ、中国への関税が本日4日に発動されると米自動車産業への影響は大きく、関税によるコスト上昇分を転嫁すると販売平均価格が6%上昇し、米新車販売を12%下押しするとの試算があるようです。ただ上下変動が国内価格では大きくなくレンジでの動きになっています。
セミナー 今後の予定
4/5 岡地セミナー(東京)
講師:池水雄一・大橋ひろこ
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
1/25岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加
9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり
7/20岡地セミナー(東京) 講師:三世一目山人
7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
お電話でのご相談は 0120-988-528
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