昨晩の米市場では、米トランプ大統領がイランとイスラエルの間で停戦が成立したと発表し、中東情勢への懸念が和らぎました。しかし、合意の報道があってすぐに、イスラエルはイランからミサイルの発射があったことを検知し、イスラエルも空爆を行っており情勢は依然流動的。ただ、停戦成立でひとまず安堵感が広がった模様。原油相場も急落しており、エネルギーインフレへの警戒感も後退し、米株式市場は続伸。NYダウが前日比507.24ドル高の43089.02ドル、ナスダックは前日比281.558ポイント高の19912.532、S&P500は前日比67.01ポイント高の6092.18。また米パウエルFRB議長の議会証言はドル安を後押し。パウエル議長は慎重姿勢を強調していたものの、「インフレ低下と雇用が低迷なら早期の利下げの可能性がある」と柔軟性も示していたことに敏感に反応し、ドル円は1ドル144円台までドル安円高が進みました。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】昨晩24日のNY金8月限はイスラエルとイランの停戦合意を受けて中東情勢の緊迫化が一服。局所での爆撃等が確認されていますが、市場は一旦の安堵感で金価格は急落しました。24日セツルメントは前日比61.1ドル安の3333.9ドル。安値は3308.3ドル(22:49)まで値下がりしたものの売りが一巡するとドル安による割安感から本日のアジア時間では3340ドル台に回復。OSE金標準先物4月限は前日比56円高の15659円(14:50)での推移。昨晩は1ドル144.50円までの円高局面で15465円(23:23)まで安値をつけましたが、その後はドル建て金の切り返しと1ドル145円台へのドル高円安で切り返してきています。中東情勢は一服したものの、中東リスクが簡単に解消される可能性は低く、今後も常に潜在的なリスクとして金相場を下支えするものと考えます。また米利下げについての注目度も高くなってきており基調はなお強し?【NY白金 日足】< NY白金とドルユーロ相場の相関 >
【OSE白金標準先物 日足】 OSE白金標準先物4月限は前日比146円高の5798円(14:58)で推移。取引中高値は5838円(14:45)。NY白金は中心限月が7月限から10月限に移行しつつあります。昨晩のNY白金10月限セツルメントは1322.2ドルとなっており、強い基調は変わりません。また白金はユーロ相場とも相関が強く、米国の利下げ観測が強くなる一方で、ECBは利下げサイクルの終了が近いとされてきており、金融政策の方向性の違いからドルが売られユーロが買われやすくなっています。これも白金相場の後押し要因になっている様子。
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