2010年5月19日水曜日

ドイツ空売り規制

  以前、SEC(米証券取引委員会)は2008年8月に、金融株19銘柄について、借り株の裏付けのない空売りを禁止する緊急規制を導入した。しかし、この空売り規制の対象銘柄となった株価にほとんど影響を及ぼさなかった。対象銘柄のほぼすべてで空売りが減ったものの、多くの銘柄は株価の下落が続いていた。その後も、リーマンショックを経ながら空売り規制をしたが、翌年の3月まで下げ続けた。とまったキッカケは、財務省が大手19行を対象としたストレステストを実施し、実質的に「大き過ぎる銀行は潰さない」という姿勢を表明したことにより、3月に底値をつけ現在までの上昇となった。

 そして、今度はドイツが空売り規制。ネーキッド(現物による裏付けを伴わない)の空売り、およびユーロ圏国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のネーキッド取引を19日午前零時から一時的に禁止すると。ドイツ連邦金融監督庁(Bafin)が明らかにした。

 国債の買取もアメリカはやっていたし、ECBも今月からそれを始めた。アメリカのデジャブーをみているような

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