2021年6月4日金曜日

金 ADP雇用者数大幅増

おはようございます。

米株式は主要3指数が挙って反落。NYダウは前日比23.34ドル安の34577.04ドル、ナスダックは141.82ポイント安の13614.51、S&P500株価指数は前日比15.27ポイント安の4192.85で終えています。朝方発表された米ADP全国雇用者数は97.8万人増加で市場予想を大きく上回りました。雇用指標の改善を受けて金融緩和縮小議論が早まるとの観測から反落売りが先行する展開。さらにFRBも前日に発表した「流通市場企業信用制度(SMCCF)」を通し購入した社債やETFの売却を7日から開始すると発表したことも市場心理を圧迫したようです。しかし 5月ISM非製造業も市場予想を超える改善を示し、またバイデン大統領が共和党に対し、法人税率21%から28%に引き上げる案を一旦棚上げし、その代わりに優遇措置などを駆使し課税逃れしている企業に対しての最低税率を15%とする譲歩案を示したことを市場は好感し、下げ幅を削りました。米長期金利は一時1.630%まで上昇しましたが、今晩の米5月雇用統計も控えているため膠着。

また昨日は中国株も反落していました。中国における信用取引残高は1兆7325億元に達し2015年7月以来の水準となっています。2015年6月12日は「チャイニーズブラックマンデー」と呼ばれ、株式バブルから株価暴落したチャイナショックの引き金を引いています。世界的に緩和マネーによって押し上げられている株式相場では避けられませんが、これが終局と判断するには時期尚早と考えます。


【金標準先物 日足】

昨晩はADP全国雇用者数の大幅増加を受けて大きく下落。NY金中心限月8月限は前日比36.6ドル安の1873.3ドル。今朝からの日中立ち合いでは国内は5/26以来の6600円割れまで売られています。雇用指標の改善でテーパリング議論が早まるとの見方から金利が上昇し、対主要通貨でもドル高が進んだことで下げ足を速めましたが、雇用統計前にして調整安が強いられた印象を強く持ちます。今晩は米雇用統計発表前にパウエルFRB議長の講演がありFOMC前のブラックアウト入り前ということもあって発言について注目されますが、テーパリング観測を助長する言及をする可能性は低いとみられます。またNY取組からすると1900ドル以上で取組は減少していたため、下げ局面は買い直される可能性が高いと考えます。ただ日足チャートは今日の下げでMACDはデッドクロス、新値足は陰転を示してますので、目先の下ブレ・売り込みは警戒しておくべきか?

 

【白金標準先物 日足】

5月以降、一方的な人民元高ドル安の動きに対して今週中国当局からは元高をけん制する動きが出てきています。金融機関の外貨準備率の引き上げや適格国内機関投資家に対する投資枠の拡大などの人民元高抑制政策がすすめられおり、対ドルでは人民元高が抑制され始めています。昨晩はテーパリング早期縮小観測からもドル高が進み貴金属価格を押し下げました。白金は持ち合い下限の水準ではありますが、一目均衡表の雲を下抜け、遅行線も実線とやや乖離する動きを見せておりチャートは良くないように見えます。金が下げると国内は連れ安かそれ以上になりやすい取組内容とみられ底抜け注意か?



 

 

 

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