2016年2月5日金曜日

利上げ観測後退はクライマックス

おはようございます。
朝から東京、神奈川を中心とした地震。

ドル円は116円台へ下落。米追加利上げ観測が一段と後退しています。米12月製造業受注も前月よりもさらに落ち込み、FRBに対し市場は「年4回」の利上げペースの修正を求めているような気配。GSは従来の「年4回」の見通しから「年3回」へと見通しを後退させています。
米株式は小幅下落。NYダウは前日比79.92ドル高の16416.58ドル。米10年国債利回りは1.84%に低下。

 今晩の米1月雇用統計は非農業部門雇用者数が19万人増加が見込まれていますが、数字が悪化すれば一段と利上げ観測が後退することになります。市場では特に株式市場は強い数字を望んでいる状況です。


【NY金 日足】
 市場の思惑が一段と利上げ観測後退に傾き2日連続の大幅続伸。米雇用統計のイベント前にしてこの1週間で40ドル以上の上昇を見せています。昨日も申し上げましたが、この1週間で投機筋のポジションはかなり買い方に偏ったことが予想されます。相場は常に先取りして動くことを考えると一方的な思惑の偏りは強い動きを見せるのと同時に反転リスクもはらんできます。ベクトルは上を向いていますが、米雇用統計発表後の動きには警戒が必要です。予想レンジは1180~1130ドル。


【東京金 日足】
 NYドル建て急上昇も116円台までの円高進行で国内は伸びきれず。4300円台に入ってからは大きな伸びが続いていません。利上げ観測後退が高まっているなかドル建てが急上昇してきましたが、今晩の雇用統計後の動きには要注意。しかし、ドル建てが仮に調整入りしたとしてもドル円の切り返しから国内では調整の動きは限定されてくるかもしれません。予想レンジは4370~4295円。


【東京白金 日足】
 テクニカル上でも節目に差し掛かっています。原油との連動性は薄まり昨晩は素直にドル安に対しての貴金属本来の動きに。NYドル建てではようやく年初高値を抜け900ドル台を回復。上昇してきた「金」と比較しても国内市場では割安感もあり買い意欲はまだあるように考えています。いよいよ年初高値3418円にトライとなりそうです。予想レンジは3480~3260円。


【東京ドバイ原油 日足】
30ドル割れからの切り返しを見せましたが、上昇続かず。株式市場がついてきていないこともあり今ひとつエンジンが吹け切れません。一旦持ち合い入りか・・・。予想レンジ27500~23500円に。


【東京とうもろこし 日足】
国内チャートは崩れました。シカゴもフェブラリーブレイクが意識されてきている?





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