2010年3月16日火曜日

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界

 著者はジャック・アタリ、フランスの経済学者、思想家、作家。アルジェリアの首都アルジェ出身のユダヤ系フランス人。フランソワ・ミッテランの側近中の側近で81年から91年まで大統領補佐官。91年から93年まで初代欧州復興開発銀行総裁。指揮者としてオーケストラを指揮したこともある。ヨーロッパ最高の知性と称されているという。



 著書の内容は、2050年、そして2100年、世界の中心都市はどこか?国家、資本主義、宗教、民主主義は、どうなっているのか?これまでに、ソ連崩壊、金融バブル、新たなテロの脅威、インターネットによる世界変化を予測し、見事的中させてきた人物。ヨーロッパでは大ベストセラーとなっています。

サルコジ大統領は、本著に感銘を受け、21世紀フランス革命のための仏大統領諮問委員会「アタリ政策委員会」を設置したほど。読んだか読んでないかは分からないが、前首相麻生元総理も購入しています。

 日本についても語っており、1000万人以上の移民を受け入れるか、出生率を上昇させなければ、「2025年、日本の経済力は、世界第5位ですらないかもしれない」と、アタリは予言しています。

 とても分厚く見た目でやられてしまうかもですが、とても迫力のある内容です。これは必読です。是非、ご覧になってみてください。




 



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