2010年5月27日木曜日

NYダウ。中国報道により

 昨晩のNYダウは、終値ベースで1万ドル割れとなった。2月8日以来3ヵ月ぶりの価格。取引前半は120ドル高であったが、引けには69ドル安。取引前半の経済発表で耐久財受注や新築住宅販売件数などはよかったが、後半に中国のユーロ債の保有に見直しをかけているという報道を受け急速に値を削り前日比でもマイナスに転じた。

 中国のユーロ債に対する報道は、ユーロ危機に対するEUの足並みの悪さに対する牽制球みたいなもの。「内輪でゴタゴタやってんなら、ユーロ債を買ってあげないよ」。それか「売っちゃうぞ」という脅し。なぜなら、中国の1番の輸出先はアメリカではなくユーロ圏。「早く協力をして財政規律をし危機から抜け出しなさい」と。以前、アメリカが金融危機に陥っていた時にも、中国はアメリカに対して米国債に対して何度も牽制球を投げていた。当ブログでも以前に指摘したが、アメリカのデジャブーを見ているようです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿