2022年6月15日水曜日

金 FOMC前夜

おはようございます。

今晩に米6月FOMC声明を控え様子見姿勢の中、金融引き締め観測は一段と強まり米株式はほぼマイナス圏での動きとなりました。NYダウは前日比151.91ドル安の30364.83ドル、ナスダックは小幅にプラスとなり前日比19.120ポイント高の10828.345、S&P500は前日比14.15ポイント安の3735.48。米長期金利は強い金融引き締め観測を背景に2年債3.439%、10年債3.479%まで上昇。FEDウォッチも6月FOMCでの金利予測は75bp引き上げの150-175の見通し確率が96.7%、7月FOMCでの金利予測も75bp引き上げの225-250の見通し確率が92.9%と大幅な利上げ幅がすでに織り込まれてきています。

【金標準先物 日足】

NY金8月限は前日比18.3ドル安の1813.5ドル。先週末の米5月消費者物価指数(CPI)に続き米5月卸売物価指数(PPI)も前年同月比10.8%と高い上昇率が示され、FRBの金融引き締め姿勢が強まる見通しから続落。国内円建て価格は夜間立ち合いで前日比76円安の7811円(23:29)まで売り込まれましたが、今朝の日中立ち合い寄付きは7839円(8:45)でスタートし、11:30時点で7870円台まで回復し前日からのマイナス幅を縮小。FOMCを控えて昨日と同じような値動きとなっています。今回はFOMCを前に利上げ観測が6・7月それぞれ75bpずつの大幅利上げを織り込む状態になっており、やや前のめりな印象。FOMC後の切り返し反動高の展開を予想。

【白金標準先物 日足】

ドルが対主要通貨で上昇しているため、新興国通貨は対ドルで下落。南アランド安から白金価格も上値の重い値動きとなっています。ドル建て価格は900ドル割れの年初来安値をうかがう動きになっていますが、特筆する需給の変化はないとみられ下値は深くないと考えます。ただ国内円建て価格はドル円相場にも依存しており円安が下値を支えますが、騰勢を強めるには強いファンダメンタルズ材料が必要か?

 

 

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