おはようございます。
米株式は続伸。ダウに至っては5営業日続伸となりリスクオンムードが強まりました。前日に公開された5月FOMC議事録は概ね想定内の内容となり金融引き締め姿勢がさらに強まることがなかったため市場に安堵感を与えたようです。NYダウは前日比516.91ドル高の32637.19ドル、ナスダックは前日比305.909ポイント高の11740.650、S&P500は前日比79.11ポイント高の4057.84。昨日夕方に衆院予算委員会で黒田日銀総裁が「出口戦略」について言及したことで126.54円へと一時円高に振れる局面がありましたが、NY時間ではリスク選好からドル買い円売りが強まり127円台を回復しています。ただ今朝のアジア時間からは再び126円台に円高ドル安が進むなど為替は不安定な動き。
【金標準先物 日足】
NY金6月限は前日比1.3ドル高の1847.6ドルでほぼ変わらず。米株式の上昇でリスク選好ムードから対ユーロでドル安が進み割安感が生まれ一時1852.1ドル(23:16)まで買われる場面もあり、国内円建て価格も7552円(23:18)まで戻していましたが、同時にドル安円高を受けて上値は抑えられ小幅なレンジでの動きとなっています。30日米メモリアルデーの連休前に今晩は米4月個人消費支出(PCE)の発表があり手控えムード。FRBによる利上げで景気後退懸念から物価上昇もやや鈍化傾向となっていることから足踏み状態といったところ。ただ長期金利上昇も一服していることからドル上昇の動きも鈍ってきており、ETF残が再び増加してきているなど「金」の安全資産買いは回復しつつあるようです。【白金標準先物 日足】
NYでも950~920ドルの狭いレンジでの動きとなっています。国内円建て価格は夜間立ち合いで3758円(18:11)まで安値を出しましたがレンジ下限で買い戻される動きが強まり反発。反落リスクは「円高」によるものとなりそうですが、2月以降3700円台は買い戻されており安心感のある水準と思われます。
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