おはようございます。
週末の米株式市場は主要3指数とも下落。朝方、ハト派として知られる米ブラード・セントルイス連銀総裁がTVインタビューで1回目の利上げ時期を2022年後半を予想しているとの発言を市場は嫌気しました。この日はクアドルプル・ウィッチング・デー(Quadruple Witching day)となり株価指数先物などの最終決済期限日が重なり値動きが激しくなる要因も重なった模様。NYダウは5営業日続落で前日比533.37ドル安の33290.08ドルナスダックは前日比130.97ポイント安の14030.38、S&P500株価指数は前日比55.41ポイント安の4166.45。米長期金利はインフレ懸念が弱まり低下し、逆に利上げ観測が前倒しとなり短期金利が上昇する傾向となっています。
【金標準先物 日足】
4営業日続落。NY金8月限も利上げ観測が重しとなり2営業日続落で前日比5.8ドル安の1769.0ドルのセツルメントとなっています。本日今朝のアジア時間は週末の安値1761.2ドルからやや戻り1764.3ドル(7:00)からスタートし、11:30現在1773ドル付近の推移。NY金先物市場では86ドルの大幅安となった6/17の確定出来高は402,120枚でした。大商いを演じた翌日も余韻が残る値動きとなっていますが、一方、金ETF市場ではSPDR金ETF保有残高は1053.06トン(前日比+11.07トン)と増加。リフレトレードのポジションが解消される一方で、ETFなどの長期保有筋やディスカウントが解消されつつある中国での実需が買い支える構図になっているのではないかと推測されます。ポジション整理後は7月以降再び買い直されると予想してます。
【白金標準先物 日足】
本日で4営業日続落。株式市場の下げも下げ要因の一つとみられ、本日日経平均株価が一時前日比1000円安を超える下げとなり、時間足では連動している値動きとなっています。ただ白金も先週末に多い出来高をこなしておりが、流動性の乏しさから前日の余韻とみられても下げ幅を大きくしてしまっていると思われます。200日移動平均線が位置する3663円に今朝到達し安値は3657円(11:13)で12:00現在3668円で推移。目先の抵抗となれるかどうか…。
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