2010年6月3日木曜日

格付け会社は恋愛詐欺

 完全にとはいわないが、金融バブルをつくった人達はある程度責任を取った。というよりも取らされた。例えば、証券会社や政府系住宅金融機関など。

 しかし、まだあまり責任を取っていないところがある。それは、格付け会社。格付け会社からすれば、単に債権に関する意見を述べているだけというが、そんなのは言い訳に過ぎない。

 なぜなら、格付けの仕組みが、格付け会社と格付けをしてもらう企業の馴れ合いで、本当の意味での公正な格付けができないのである。

 企業→→→→→格付け会社
    (格付け料)

*債権を発行する会社が格付け会社に格付け料を支払う。格付け会社は、民間企業。利益の最大化を図るのが当たり前。たくさんお金をくれればもちろんAAA(トリプルA)をあげちゃう。

 【1980年~2000年】

 AAA(トリプルA)と格付けされて、5年間でデフォルトした確立は0%。しかし、最近ではご存知のように、モノライン・ファニーメイ・フレディーマック・AIGと格付け会社からお墨付きのトリプルAをもらった会社が、バッタバッタと債務不履行状態に。

 こんなんじゃ、格付け会社なんて信じられない。となると思いきや、ギリシャの国債の格付け引き下げやスペインの国債格下げというニュースが出ると、ズドーンとマーケットが反応する。

 信じる?信じない?信じたい?信じられない?まるで恋心?

 

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