先週末の米雇用統計は失業率こそ前回の4.3%から4.2%に改善しましたが、非農業部門雇用者数の増減は市場予想の16.5万人増を下回り14.2万人増へと鈍化。前月数値も11.4万人増が8.9万人増に下方修正され米経済の成長鈍化が警戒されて株式は売られ、ドルも売られました。ドル円は8/5以来の141円台の円高ドル安水準を試しています。本日日本株も売られましたが、円高が一巡し1ドル142円台後半を回復すると、夕方から143円台を回復しドルが買い戻されています。
【ドル円 日足】
【OSE金標準先物 日足】9/9本日のOSE金標準先物8月限は前日比112円安の11471円で日中取引を終えました。先週の1ドル143円台から今朝には一時141円台まで円高が進んだことで8/13以来の11500円割れまで下落しました。しかし夕方夜間取引からは再び1ドル143円台を回復してきたことで11500円台中盤を回復してきています。明日の9/10の取引日は急落した8/5から26営業日にあたり、この26営業日中の高値11962円(8/19)と安値11804円(8/6)の中間値が一目均衡表基準値の11383円となり、現在値はその水準を上回る値位置を維持しています。この期間中(26営業日)の終値ベースでの高値は11861円(8/20)、安値は11092円(8/5)で、その平均値11476円を上回る水準でいることで7~8月急落で戻り売りになったという考え方には否定的な立場で考えています。ただドル円相場についてはドル安の戻り売り展開から脱していませんので、円高リスクは残っていますが本日の141円台までの円高で二番底確認の展開ということになればOSE金標準にとっては上値抵抗線を試しに行く展開が期待できます。来週の米FOMCに向けて利下げ観測が強まるなか、CMEドル円市場での投機筋のポジションは金利に逆行する円買いドル売りポジションとなっており2021年2月以来の水準です。少なくてもNY金は金利低下に伴い水準を切り上げてくるとみられるため、彼岸明け(9/25)辺りまでは緩やかに戻り基調を回復させてくるのでは?と考えています。
【OSE白金標準先物 日足】9日のOSE白金標準先物8月限は前日比3円安の4276円で日中取引を終了。こちらも8/6安値4129円と9/5安値4175円で二番底を確認しW底を形成して8/5の急落から26営業日を経過しました。OSE白金標準も価格変動が収束しつつありますがレンジの上下をまだ繰り返しておらず目先の買戻し局面が期待できると考えています。NY白金では投機的な売り込みがみられているため、970~980ドルまでの目先ショートカバーがくると4400~4500円までの切り返しがみられるため反発を待ちたいところ…。
セミナー 今後の予定
9/21(土)岡地セミナー(東京)講師:三次理加
過去開催の相場セミナー
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7/20岡地セミナー(東京) 講師:三世一目山人
7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
12/2岡地セミナー(大阪) 講師:水上紀行
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