おはようございます。
米株式は前日まで米利下げ観測を背景に史上最高値41376.00ドル(7/18)に迫って上伸してきたNYダウが、翌日の雇用統計を控えて米経済指標の悪化が確認されると利益確定売りに押されて反落。米新規失業保険申請件数が市場予想を上回り、その発表された米7月ISM製造業景気指数 も市場予想(49.0)を大きく下回る46.8と2023年11月以来の水準に低下し、米経済の減速懸念が強まりました。NYダウは前日比494.82ドル安の40347.97ドルまで反落、ナスダックも前日比405.254ポイント安の17194.145、S&P500は前日比75.62ポイント安の5446.68といずれも大きく反落しています。米国債は買われ米長期金利10年国債利回りは3.98%と年初2/1以来の4%割れまで低下。ドル円は1ドル150円を割れた149円台での推移。
【 NY金12月限 日足】
[NY金価格と米実質金利]【OSE金標準先物 日足】NY金は3営業日続伸し中心限月12月限は前日比7.8ドル高の2480.8ドル。取引中高値は2506.6ドルまで上昇し、中心限月つなぎ足では初の2500ドル台となっています。今年の4月以降、米実質金利との相関関係が回復。米長期金利の低下で実質金利も低下し、ドル建て金価格は堅調な動き。円建てのOSE金標準先物6月限は円高によって上値が抑えられている状態で今朝の寄付き(08:45)は前日比73円安の11755円でスタートし、じり高の展開で11839円(11:45)まで回復。ここ数日11900円台中盤から11700円中盤でのレンジを上下して推移しています。7月末にMACDのヒストグラムはボトムアウトしており次の展開に移るのに調整の時間帯となっているか…。今晩の米雇用統計など経済指標毎にドル安円高圧力が強くなっていますが、水準を維持しながらも円高圧力をこなしていくと下値も固まってくるのでは?NY金の堅調さはアドバンテージであり、米金利低下傾向によるドル建て価格の上昇で円建て価格でのトレンド形成をまちたいところ。
【白金標準先物 日足】
NY白金は前日比15.9ドル安の970.5ドル。米経済減速懸念から株が売られ産業用途の強い白金はその煽りを受けた下落に。OSE白金標準先物6月限は今朝の日中立ち合い寄付きから売られ一時4627円(09:27)まで売られ終値ベース安値4651円(7/25)を下回っていましたが、その後売り一巡し反発し4677円(11:51)まで回復してきています。英国が利下げし、ポンド、ユーロなどの欧州通貨が対ドルで売られましたが、限定的な動きとなっており影響は少ない様子。
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