おはようございます。
6月初日の米株式市場では、5/31に今年最大の上げ幅を記録したNYダウが前日の反動安で取引序盤から売り優勢の展開となり下落。NYダウは前日比115.29ドル安の38571.03ドルで取引を終えました。米ISM製造業景況指数は前月から低下し市場予想を下回ったため米長期金利が下落。金利低下を受けてナスダック、S&P500は反発しています。ナスダックは前日比93.654ポイント高の16828.669、S&P500は前日比5.89ポイント高の5283.40。ドル円相場は米経済指標の悪化を受けて米利下げ開始観測が拡大しドルが売られています。8:56現在1ドル156.05円での推移。
【金標準先物 日足】
NY金中心限月8月限は前日比23.5ドル高の2369.3ドルと反発。米利下げ開始観測の拡大から反発しましたが、利下げ開始に慎重な姿勢を見せるFRB高官らの発言も意識されており2400ドルに近づくと上値も意識されているようです。NY総取組高は5/31時点で459,251枚と直近MAXの5/17時点の538,790枚から約8万枚の減少。短期投機筋の買いがこの約2週間でだいぶ整理されたようです。一方、大阪取引所の金標準先物では昨日6/3の総取組高が59,738枚となっていて、2020年11月以来、3年7か月ぶりの水準まで増加しています。取組増加は今後大きな動きにつながる原動力。金標準先物4月限は前日比77円高の11833円(9:15)近辺で推移。今週から来週にかけてECB、FOMC、日銀金融政策決定会合を控えており世界の金融政策の動向が注目されています。先ずは週末の米雇用統計で様子窺いといった様子。
【白金標準先物 日足】
NY白金7月限は前日比19.2ドル安の1022.8ドルと1000ドル台前半まで下落。南アフリカの総選挙に絡む政局不安からランド安もあり不安定な動きとなっています。国内の白金標準先物4月限は昨晩の夜間立会い中に直近安値5116円(5/27)を下回る5102円(00:11)を一時つけましたが、その後は下げ渋っており現在は前日比93円安の5138円(9:20)で推移しています.国内外ともに取組高が増加傾向にあり下値は限定的とみています。
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