おはようございます。
米株式は小幅下落。NYダウは前日比23.39ドル安の38949.02ドル、ナスダックは前日比87.562ポイント安の15947.738、S&P500は前日比8.42ポイント安の5069。米10-12月期GDP改定値は速報値から若干下方修正され前期比年率3.2%。個人消費は前期比年率3.0%と堅調でインフレ上振れリスクが意識されますが影響は限定的でした。
10:30過ぎに日銀の高田審議委員の「2%目標の実現がようやく見通せる状況になってきた」との発言をきっかけに円高ドル安が進んでいます。1ドル149.88ドル(11:23)までの円高上振れ。
【OSE金標準先物 日足】
本日のOSE金標準先物2月限は8:45 寄付きが前日比13円高の9854円でスタートしましたが、日銀審議委員の発言による円高の動きで前日比21円安の9820円(11:26)まで下振れています。本日の日本経済新聞によると世界的な株式上昇の中、金鉱株の下げが目立ってきてており、インフレによる人件費上昇で生産コストが過去最高水準に上昇し採算コストが金価格を上回っていることが要因となっているようです。鉱山会社での生産減少が予想され「金」に先高観が出てきています。金ETF残高の減少にもかかわらずドル建て金価格が2000ドルを維持している要因のひとつとなっているとみられます。目先は今晩の米1月個人消費支出の発表待ち。【OSE白金標準先物 日足】
本日のOSE白金標準先物2月限は前日比26円安の4278円(11:38)。円高により朝から下押し圧力がかかっています。月末要因もあり、日銀審議委員の発言がドル買い円売りポジションの整理を誘発する要因となっている模様ですが、一過性の動きと捉えています。
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