おはようございます。
昨晩発表された米7‐9月期GDP速報値は4.9%と予想を超える強い内容でしたが、PCEコアデフレータは2.4%と物価上昇圧力は鈍化しており市場では景気減速の兆候とみられたようです。債券には買いが入り金利は低下、米株式は続落となっています。NYダウは前日比251.63ドル安の32784.30ドル、ナスダックは前日比225.619ポイント安の12595.605、S&P500は前日比49.54ポイント安の4137.23で主要3指数揃って続落。ドル円は昨日一時150.77円(26日15:40)まで円安ドル高が進んだものの直後に政府・日銀による介入への警戒感から瞬間的に150円割れまで円高に振れるなど荒い値動きを見せる場面もありました。
【NY金 日足】
【金標準先物 日足】NY金12月限は前日比2.5ドル高の1997.4ドル。前日から何度か2000ドル超えをトライする動きを見せ、昨晩2003.7ドル(26日17:52)まで高値をつけ2000ドル超えはクリアしたものの2000ドル超えを維持はできず1981.6ドル(26日23:25)まで押し込まれつつも、また2000ドル手前で現在は推移しています。米国債利回りは5%でピークアウトとする指摘もありますが、中東情勢とはまた違った側面で安全資産需要が高まってきているようです。円建て価格は昨晩、8月限で史上最高値9631円(26日17:52)をつけ1ドル150円台に下落したドル円相場が下支えしていますが、150円を超える水準では介入警戒感もあり不安定な動き…。RSIが80%に近く上下ブレ幅が大きい展開となりますが、その中で買い場を探る相場と捉えています。【白金標準先物 日足】
OSE白金標準先物は本日24年10月限が発会し4308円でスタートしています。中国の景気支援策期待もありますが、世界的な景気減速懸念もあり盛り上がりに欠けます。ただドル建て価格の下値も安値圏であることから限定的とみられ買い辛抱か?
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