米株式は続伸。14日FOMC後の政策金利発表では政策金利は据え置かれる見方が多く、景気後退懸念が後退しており、最近では景気敏感株にも安心感が広がってきたようです。NYダウは前日比189.55ドル高の34066.33ドルで5日続伸。ナスダックは前日比202.778ポイント高の13461.921で3日続伸となり年初来高値を更新、S&P500も前日比40.07ポイント高の4338.93で3日続伸となり年初来高値を更新しています。VIX指数も低下し市場には楽観論が広がっています。
【金標準先物 日足】
NY金8月限は前日比7.5ドル安の1969.7ドル。FOMCを前に方向感がなく決め手に欠ける値動きです。1明日14日にFOMC政策金利発表を控え、今晩は米5月CPIの発表がありますが、2022年6月をピークに前回発表の4月まで前年比では10か月連続で上昇率鈍化が続いてきており、5月CPIは前年比で市場予想が+4.2%で11カ月連続で低下する見通しです。予想通りCPI鈍化が確認されれば利上げ観測が後退してくることとなります。円建て価格は狭いレンジでの動きが5月以降続いてきていますが、総取組高が約10万枚減少したNY金に再び投機買いがが見られるかが注目となります。OSE金標準先物4月限は12:44現在前日比3円高の8773円での推移。【白金標準先物 日足】
NY白金7月限は前日比17.5ドル安の995.3ドル。昨晩の安値991.8ドルでは200日移動平均線が位置する992ドルに達しています。中国経済への悲観的な見方によって需要が細っていくとの見通しからか、上値が圧迫されています。ただNY白金では総取組高減少が鈍化してきており一昨日止まってきました。OSE白金標準先物4月限は12:58現在前日比15円安の4398円で朝からは出戻り基調。
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