金 米債務上限法案下院可決

米株式はダウが2日続落。中国のPMIが悪化しアジア市場で株式が下落。欧州、米市場へと流れを引き継ぎ米株式は売りが先行。米債務上限関連法案の下院での採決を控え警戒感もあり月末ポジション調整の売りに押される展開となりました。NYダウは前日比134.51ドル安の32908.27ドル、ナスダックは82.140ﾎﾟｲﾝﾄ安の12935.285、S＆P500は25.69ﾎﾟｲﾝﾄ安の4179.83。本日日本時間午前に下院で米債務上限関連法案は可決されややドル高への動き。

【金標準先物　日足】

米債務上限法案を巡り採決に向かうなかで警戒され売られていた米国債が月末要因からも買い戻される展開となり米長期金利が低下。金利を生まない「金」は投資妙味が高まり上昇。NY金8月限は前日比5.0ドル高の1982.1ドル。OSE金標準先物4月限は今朝前日比3円安の8772円で寄り付き、米債務上限法案が可決されるとドルが上昇。ドル円が1ドル139.00円から139.60円台へとドル高円安が進行するのに伴い値上がりし終値は前日比22円高の8797円で終えています。約2週間分の持ち合いから上抜ける兆候も見せてきており8800円台をうかがう流れとなりそうか？

【白金標準先物　日足】

＜OSE投資部門別建玉内容＞

昨晩のNY白金7月限は前日比22.9ドル安の999.0ドルと4/10以来の1000ドル割れとなりました。前日の中国経済指標の悪化により景況感に警戒が高まり売り込まれた模様。本日OSE白金標準先物4月限は前日比77円安の4393円で取引を終えています。NYでの200日移動平均線は985.9ドルに位置していますが、1000ドル以下には安値拾いの抵抗があるとみられます。OSE市場では5/26の急落時で個人玉買いポジションが拡大。逆張り志向の強さから本日の値下がりでも更にポジション拡大の傾向が推測されます。

 

 

 

 

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