2023年2月3日金曜日

金 ECB0.50%の利上げ、英中銀も。

前日の米FOMCでディスインフレの始まりについてパウエルFRB議長が言及したことで年内の利上げ停止が視野に入ったとの見方が強まり米長期金利は低下。特に金利低下局面で買われやすいハイテク株が上昇し、ナスダックは前日比384.499ポイント高の12200.818で3営業日続伸。NYダウは前日比39.02ドル安の34053.94ドル、S&P500は前日比60.55ポイント高の4179.76。また前日の米FOMCに続いて昨晩にはECB理事会で欧州が0.50%の利上げを決定、また英中銀も0.50%の利上げを決定しています。欧州については次会合でも0.50%の利上げをおこなうことを声明文でも盛り込み、英中銀も10会合連続の利上げとなっています。

【金標準先物 日足】

前日米FOMCでの利上げ幅縮小、パウエル会見をハト派的と市場は捉えられましたが、NY金は一時的に上昇したものの材料出尽くし感から追随買いは続かず終盤には値を落とし、昨日もECB利上げ直前までドル安を背景に上値をうかがう展開でしたが政策金利発表後は同じように反落。材料織り込み済みの反応となり週末に米雇用統計を控えていることもあって利益確定に押された様子。国内OSE金標準先物は8100円手前から海外安をみて反落し8000円を割り込んでいます。ただ前日、世界の中央銀行による公的金購入が大量におこなわれていたことや米年内の利上げ停止を見込む投機筋の思惑から1900ドルで下支えが強い印象です。国内も朝からは7937~7910円での推移となっていますが、8000円以下まで急落したことにより本日は70,000枚を超える出来高で日中取引を終えようとしています。OSE金標準先物は下値が切り上がっておりレンジが一段上がっている印象。

【白金標準先物 日足】

4200円以下では一般玉の買い手口多く下支えられています。遅行線が実線に沿うなら上値をうかがう動きに転じてきます。「金」とは対照的な動きとなり「白金」は本日小高い展開ですがNY白金では1000ドルがボトムラインとして意識されている様子でなべ底で下値を固めてきているとみられます。MACD転換への流れか?

 

 

 

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