週末、米1月雇用統計では非農業部門雇用者数が市場予想(18万5000人増)を大幅に上回る51万7000人増となり、労働市場の堅調さが示されました。失業率も市場予想(3.6%)を下回る内容(3.4%)でした。米FOMCでのパウエル議長の会見でインフレ鈍化が強調され利上げ停止への期待が高まっていましたが、雇用統計で経済の強さが示され利上げ停止への期待感が後退。ターミナルレート予想も上昇し合わせてドルが買われたかたちです。NY株価は楽観的な見方が冷やされ反落。NYダウは前日比127.93ドル安の33926.01ドル、ナスダックは前日比193.864ポイント安の12006.954、S&P500は前日比43.28ポイント安の4136.48。ドル円は週末NY市場で1ドル131円台にドル高円安が進み、さらに今朝、4/8に任期満了を迎える日銀の黒田総裁の後任人事について政府が「雨宮副総裁に就任を打診」と日経が報じたことで1ドル132円までドル高円安が進みました。他のタカ派的な候補よりも雨宮氏が現状の政策方針を引き継ぐ可能性が強く円安・株高になりやすいとの見られていましたが、市場はその通りの反応を見せています。
【金標準先物 日足】
週末は米1月雇用統計で労働市場の強さが示されたため利上げ長期化観測が再燃しドル高を背景にNY金は大きく反落。中心限月4月限は前日比54.2ドル安の1876.6ドル。アジア時間が始まった直後に日銀総裁人事を巡る報道で円安ドル高となり、NY金価格は時間外で1873.2ドル(8:00)まで急落し週末の安値1874.5ドル(5日03:15)の底値確認の動きを見せその後は切り返し、13:30現在1890ドル付近まで戻しています。週末3日は国内OSE金標準先物の出来高が77,532枚を記録。直近では昨年、日銀が長期金利許容幅上限を0.5%に引き上げサプライズを起こして7632円まで約200円幅近い急落をした12/20の出来高62,086枚を上回る大商いとなっています。本日も現時点で6万枚を超えており多い出来高となっています。【白金標準先物 日足】
週末のNY白金4月限終値は前日比52.3ドル安の980.3ドルで12月安値971.4ドル(12/22)に面合わせとなる977.9ドルまで安値を見せました。本日のOSE白金標準先物12月限は4142円で寄付き4180円まで円安背景に上昇し、また前日比82円安の4141円(14:18現在)で推移しています。NY市場で取組高減少傾向が続いており勢いは現在弱いとみています。しかしながら国内のOSE白金標準先物では総取組高は増加しており一般の安値拾いの買い手口が見られますので、大崩れはしにくいとみています。
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