おはようございます。
米株式は3日続落。オミクロン株感染拡大が懸念される中、オランダがロックダウンに踏み切ったことで同様の措置が世界的に広がることで景気減速につながる可能性があることから景気関連株への売りが膨らみました。また米バイデン大統領が掲げる1兆7500億ドル規模の大型歳出法案に米民主党議員の不支持が伝わり議会通過への不透明感も強まり上値を重くした様子。米債券市場でもリスク回避の動きが広まりましたが 米10年国債利回りが一時1.3%台まで低下していたこともあり、買い一巡後は売られ米10年国債利回りはやや持ち直し1.428%で終えています。コモディティー市場もクリスマス休暇を控え出来高は少なめ。
【金標準先物 日足】
12月に入りNY金の出来高は全体的に低調が続いています。12月の高値は1815.7ドル(12/17)、安値は1753.0ドル(12/15)とFOMC直前直後に動いたのみ。FOMCでテーパリング終了が前倒しされ来年2022年に3回の利上げ見通しが市場に示されましたが、同時にオミクロン株の感染も徐々に拡大傾向にあり先行きを見極めようとする様子窺いの様相が繰り返されています。額面通りの利上げとなれば、上値抑制要因になりますが、オミクロン株の感染拡大が深刻化すればインフレ懸念も強まりますが、FRBがハト派的に利上げペースを先送りする可能性も否定できず、難しい選択を強いられます。日足チャート上、MACDも下げ相場からゴールデンクロスしたことで自律反発のタイミングとして6700~6650円あたりの目標水準まで短期筋の買いを誘いやすいところと思われますが動いてくるかどうか?【白金標準先物 日足】
米株式が3日続落の中で国内価格は9月との2番底確認の水準で踏ん張っている印象。ドル建てでは9月の安値900ドル割れが意識されるとみられ国内大阪取引所の白金標準先物においても3300円割れが再度意識されます。欧州での感染拡大懸念や金融政策の方向性からもユーロ相場が弱く白金相場にとっては上値抑制要因。ただテクニカル的には国内総取組高は39,284枚(12/20現在)と9月の下落時と同じように取組が増加傾向。法人玉の売り手口が目立つことから安値売り込み型になっているとみられ、反発した時の動きも大きくなる可能性を秘めています。軟調地合いのなか動き待ちか…。
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