おはようございます。
今朝声明が発表されたFOMCにおいて、FRBは市場予想のとおりゼロ金利政策と量的緩和策の維持を決定。FRBはテーパリングに向けて、今後複数回の会合で経済情勢の進展を検証する方針。ただパウエル議長は会見でテーパリング開始の条件のひとつである労働市場の改善については、まだ時間がかかるとの認識を示し、これまでと変わらない姿勢を強調しています。米株式市場ではダウは続落。NYダウは前日比127.59ドル安の34930.93ドル。S&P500株価指数も前日比0.82ポイント安の4400.64で続落。一方ナスダックはグーグルの親会社アルファベットが好決算で上昇し全体を押し上げ、前日比102.00ポイント高の14762.58。米長期金利は具体的なテーパリング開始時期などを示すには至らず低下。米10年国債利回りは1.238%。
【金標準先物 日足】
米FOMC声明発表後は堅調。目先のイベントをサプライズなく通過したことでリスク資産への安心感が戻った様子。米インフレ連動債の10年物利回りが1.13%(7/27現在)に達しており、昨年8月の水準を下回り過去最低水準を更新しています。FOMCを終えたことで少なくても8月ジャクソンホール会議までテーパリング議論もなく、米実質金利低下の面が注目されてもよいのでは?【白金標準先物 日足】
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