おはようございます。
米株式は反落。一週間上下を繰り返し終えています。NYダウは前日比28.09ドル安の28335.57ドル。一方のナスダックは42.27ポイント高の11548.28で引きました。大統領候補の最後のTV討論会を終え残り1週間と少しとなる中で徐々に取引を手控える動きも出てきているようです。
また欧米ではコロナ感染拡大が深刻化してきており、米国やイタリア・フランスなどの欧州諸国でも1日の新規コロナウイルス感染者数が過去最多を記録。スペインでは全国的な外出禁止令を出す緊急措置を取るなど再び経済活動への影響が懸念されています。
【NY金 日足】
中心限月12月限セツルメントは前日比0.6ドル高の1905.2ドル。週末は欧州時間、英仏間での漁業権を巡る交渉で進展が見られたことでポンドやユーロなどの欧州通貨が堅調となりドル安を背景に堅調な動き。ただNY時間開始直後に高値1917.3ドル(21:28)まで上伸後は欧州通貨に対するドル安でも伸び悩み一時安値1895.2ドル(23:50)まで反落しましたがその後は1900ドルを挟んむ持ち合い。米長期金利上昇で実質金利もやや上昇しているため上値が抑えられているようです。欧州でのコロナ感染拡大や大統領選の行方で不透明感が強まる中方向感が定まらない様子。持ち合いレンジをどちらに抜けるか…。CFTC投機筋ポジションは4週連続の24万枚台のネットロング。SPDR金ETF残高は10月月初から約10トン強の減少。【金標準先物 日足】
夜間立ち合いで6457円(21:34)の高値まで伸び、その後は6401円(23:55)まで反落しましたが、6400円台を維持して夜間立ち合いを終了。今朝の日中立ち合い開始は6400円(8:45)から安寄りスタートし6420~10円の狭いレンジの動きとなっています。大統領選が近づくなかでバイデン氏有利の見方から大統領決定後の大型財政出動による財政赤字拡大が金の支援材料となる見方も多いですが、大統領選の開票が長引き政治的な空白の時間ができるといった懸念材料が株式にとってリスク要因となる可能性もあり、株式と並行して買われてきた金も株式調整時にはキャッシュ化の動きがみられる可能性もあります。方向感を見定めようとしたムードで持ち合い。
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