2020年9月15日火曜日

金 FOMC前で小動き

 おはようございます。

米株式は2日続伸。NYダウは前日比327.69ドル高の27993.33ドル。ナスダックは前日比203.10ポイント高の11056.65。英アストラゼネカの治験再開やソフトバンクや米ギリアドの大型買収案件が市場に好感され投資家心理を強めたようです。

 

【NY金 日足】

米株式市場の堅調な動きからリスク選好ムードが強まりドルが対主要通貨でドル安。中心限月12月限は前日比15.80ドル高の1963.70ドル。高値となっている8/7以降5~7営業日のサイクルで上下する持ち合い相場が続いています。焦点は今日から開かれる米FOMCとなりますが、ジャクソンホール講演でいインフレ2%超容認を示していますので今回は改めて緩和策維持を確認ということになり大きな変更はないとみられます。補完的に追加されるのは、今回2023年までの経済予測が新たに発表されますので、インフレ率予測により2023年末までのゼロ金利政策を維持する方針が確認されるかといったところ。踏み込んでインフレ達成への具体策を発表する可能性も指摘されますが、労働環境が今後どうなるかは不透明でもあり現時点ではまだ時期尚早ではないかとみています。

 

【金標準先物 日足】

今朝寄付き6662円(8:45)から堅調な動きが続き、昨晩夜間立ち合いの高値6670円(22:18)を超え6680円を達成しています。RBA(豪準備銀行)議事録公表で緩和策維持が確認され豪ドルや人民元が対ドルで上昇。ドル安の動きからドル建て金価格がNY12月限が1970ドル台に乗せ円建ても連動高となっています。安値6517円(9/9)から5営業日目となり持ち合い内の上下。今週から証拠金が引き下げられたこともありますが、米FOMC前でフロアは様子見ムードが強いようです。NY株も調整入りとなっているかどうか?見方も賛否両論分かれていますが、日足チャートは株式も陰転からの転換は示しておらず株式下落での金価格下落のシナリオを想定しています。

 

 

 

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