2020年7月27日月曜日

金 OSE移管初日

おはようございます。

本日から貴金属・ゴム・農産物の商品が東京商品取引所(TOCOM)から大阪取引所(OSE)に移管されています。朝の取引開始当初は出来高が少なかったものの徐々に出来高も出来てきています。商品先物価格情報についてはJPX日本取引所グループのHP
で配信されています。


連休中の米株式は3日分が入電。22日(水)はワクチン開発への期待から続伸しましたが、米政府が中国に対してテキサス州ヒューストンの総領事館を閉鎖するよう要求し、中国は反発して報復を表明。その後23日(木)には失業保険保険申請件数増、コロナ感染拡大が懸念され24日(金)には中国側が米国に対し四川省成都の総領事館設立許可を取り消す報復措置を取り米中対立悪化を背景に投資家心理を冷やし2日続落。週末のNYダウは26469.89ドル、ナスダックは10363.18となっています。


【NY金 日足】

連休中も勢いが続き6日続伸で週末には1900ドルに達しています。24日セツルメント(清算値)は1897.50ドルでしたが、週明けの本日、日本時間でもさらに上伸しており1919ドル台まで上昇し2011年8月の史上最高値を更新しています。米中対立の激化による地政学リスクがはたらいているとみられますが、それ以外にも近々成立される見通しの米国財政出動への期待も広がっているものとみられます。7/23時点の総取組高は608,445枚に増加が続いており投機買いが進んできている模様。どこまで膨らむか?


【金標準先物 日足】
国内金先物も先週から大きく100円以上の窓を空けて週明け寄付きがスタート。NY金ではトレンドフォローの勢いが強く国内は105円台までの円高ドル安を打ち消して上昇しています。ただ相対力指数RSI14日は80%乗せになってきており高値警戒感も強まるか?米中対立の地政学リスクに加え、米国の財政出動への期待が大きな原動力になっていますが、レポートでも指摘したように米追加支援策の法案成立が一旦のピークになる可能性があるのではないかと警戒を持ちます。





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