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休場明けの米株式は小反落。NYダウは前日比1.10ドル安の21478.17ドル。
注目されていたFOMC議事録ではバランスシート縮小の開始時期については意見が割れていることが明らかになりました。ドル円は方向感に気迷いの動きで113円台前半で横ばい。米長期金利は低下し、米10年国債利回りは2.32%。
FEDウォッチの追加利上げ予想は9月で18.4%、12月で50.3%。
【NY金 日足】
週明けの急落で今まで下支えだった200日移動平均線を割り込みました。100日移動平均線も下向きになっており今年上半期の上昇の流れは転換しています。SPDR金ETF残高も激減しており「金離れ」の動きが顕著にあらわれています。次に下値抵抗となってくる価格帯は1,220~1,180ドルの今年1月中の水準になると予想されます。金利上昇の売り材料に対して北朝鮮問題などの地政学リスクが支えきれるかどうか・・・。予想レンジは1,235~1,205ドル。
【東京金 日足】
東京は減少した取組高が回復してますが、『4,500円売り4,450円買い』の一般投資家の逆張り売買によるものと推察されます。東京では売り因果玉の多くは今年1月上昇時に逆張りで売り向かった4,400円前後のものが多く、現在はここが下値の抵抗になっていると思われます。ただここ数ヶ月の持ち合いから下落となると売り圧力も強くなりますので、4,400円割れも考えたほうがよいかもしれません。軟調な流れ・・・。予想レンジは4,480~4,410円。
【東京白金 日足】
「金」同様に金利上昇に圧迫されるなか、米自動車販売の鈍化に加え昨日は南アフリカ与党のアフリカ民族会議(ANC)が南アフリカ中央銀行(SARB)の国有化を提案したと報道があり、中央銀行の独立性が失われるとの見方から南アランドが急落しました。南アランド安は南ア国内での増産意欲の向上につながり相場は下げてしまうのが一般的な流れ。南アではズマ大統領をはじめ不安要素が多く国際社会では信用力に欠けてます。白金が安いのはこれも一因。予想レンジは3,350~3,280円。
【東京ドバイ原油 日足】
OPECの6月原油輸出量が拡大していたことを嫌気し急落。ロシアも追加減産に対して消極的な姿勢とも伝えられています。米石油協会(API)発表の米週間原油在庫は前週比580万バレルの5億0370万バレルで市場予想230万バレル減を大きく上回る減少でしたが相場の反応はなかったようです。所詮買い戻しの相場であったため買戻し一巡と見られます。予想レンジは35,000~33,000円。
【東京ゴム 日足】
主要生産国タイ・マレーシア・インドネシアの政策介入を警戒する見方もあり相場も大きく崩れず。年明け高値からの下げで高値整理は一巡する方向に向かいつつあり、端境期に位置しています。
【東京とうもろこし 日足】
今週の産地天候は順調なようです。受粉期を迎えますので天候には一番敏感な時期。
先週から小麦の相場が急上昇しています。小麦は生育期間が短く一年のうち春小麦、冬小麦と生産されますが、現在急騰している要因は上の地図上ピンクの○で囲った春小麦の産地での高温乾燥懸念。この地域は日中の最高気温が40℃を上回っておりこれが原因。現在降雨が予想されており昨日は一服。一方コーンの主要産地はイエローの○で囲ったコーンベルトで生産量上位4州はアイオワ州・イリノイ州・ネブラスカ州・ミネソタ州になります。ちょうどシカゴの南西に当たります。この地域の気温はほぼ東京の気温と変わりない気温で高温乾燥懸念とまでの暑さではありません。しかし、この時期降雨が少ないと受粉に大きく大きく影響を与えます。
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