雨雲は週末で続く見通し。
米株式は連日の上昇。NYダウは前日比24.45ドル高の18372.12ドル。終値ベースでも昨年5月の高値を超え新高値を更新。英EU離脱リスクが広がらずまた早々に新たな英首相も決まったことで世界的なリスク懸念の低下、米経済へのポジティブな見方からリスクオンムードが続きそうな気配です。ドル円は105円では日本輸出企業の想定レートということもあり為替ヘッジの動きで抵抗があるようです。何かをきっかけにドル高進行が105円の幕を突き破ると意外な円安ドル高もあるかもしれません。米長期金利は小幅低下。株式上昇により債券が売られていたため利回りが上昇していましたので、逆にまた債券が買われ米10年国債利回りは1.48%と前日比0.03%低下。
【NY金 日足】
昨晩のNY8月限の安値は1328.1ドルで高値1377.5ドル(7/6)からはすでに49.4ドルの調整がされています。英国民投票前のレンジから1300ドルを突破したことにより新しいレンジへと移行していると考えられますが、現在のリスクオンムードのなかでは目先下値固めの動きが続くかもしれません。
① A:1199.0ドル(5/30) ⇒ B:1318.9ドル(6/16) +119.9ドル上昇
② B:1318.9ドル(6/16) ➡ C:1252.8ドル(6/24) -66.1ドル下落[-55%]
③ C:1252.8ドル(6/24) ⇒ D:1377.5ドル(7/6) +124.7ドル上昇[+189%]
④ D:1377.5ドル(7/6) ➡ ※仮定E:1308.7ドル -68.8ドル下落[-55%]
今後、以上のような調整を考えています。予想レンジは1365~1300ドル。
【東京金 日足】
堅調な動きとなっていますが、気になるのは国内の取組高です。3日連続の取組高減少となっており、昨日の取組高は79,277枚で8万枚割れは今年の2月後半以来です。取組の推移から推測するに、傾向として急ピッチな上昇のあとは一旦取組高が落ち込みます。これは買い玉の利食いが中心のようです。それからジワジワと持ち合いから上昇、または下落するにつれて取組高が増え、取組高MAXがとなるあたりがその相場の高値、安値近辺になることが多いように分析から判断しています。これから先上下どちらも可能性はありますが、その後の天底を占う参考にはなります。
問題はどちらか・・・・。私は今年2~3月のパターンを想定しています。予想レンジは4510~4420円。
【東京白金 日足】
急ピッチにもかかわらず、押しらしい押しが入らず。南ア賃金交渉、円安、株高で目先は深押しは可能性が低いです。利食い売りの調整?そもそも「金」に比べてどうでしょう?このブログをご覧になっている方は「白金」を買っていますか?フロアの状態を見る限り、高値の因果玉を持っている方はいても安値から買い上がってきている方は多くありません。相場はこれからと考えています。予想レンジは3680~3530円。
【東京ドバイ原油 日足】
チャートでは上昇過程に入れず。米エネルギー情報局(EIA)発表の米原油在庫は前週比220万バレル増加でAPIに続き市場予想300万バレル減少に反して在庫の積み増しが確認されています。製品も増加となり、ドル建ては大きく下げています。リスクオンムードにはついていけず。予想レンジは31800~28200円。
【東京ゴム 日足】
レンジ相場で大きな動きなし。
【東京とうもろこし 日足】
ブラジル生産高の下方修正、米輸出拡大・・・これは買い材料となりますが、一方供給面では作柄も良好で今月の需給報告では据え置きされましたが、来月以降イールドが上方修正されてくる可能性は高く戻りは限定される相場と判断しています。
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