おはようございます。
冷え込みが続きます。
昨日NHKで米国の石油事情について取り上げられていました。米国のシェール企業の多くが採算割れに見舞われており危機的状況とのこと。米シェール企業は債券を発行するなどして機関投資家投資家・ファンド、金融機関などから資金を調達し、また銀行などからも融資をうけています。その規模約100兆円。3月に金融機関等の融資先を見直す動きで財務状態の悪化している企業は融資を打ち切られてしまうとのこと。そうなると今生き残っている約1/3の企業が破綻に追い込まれてしまう可能性があり、100兆円のうち1/3の約30兆円の債権が焦げ付いてしまうことになります。
著名な投資家が先日「3月10日大暴落」とジムロジャース氏が唱えていました。そもそも量的緩和政策が失敗だったと現在の緩和マネーによるバブル終焉を予測しています。
3月にはECB、FOMC、中国全人代などイベントが多く控えています。昨日の米国の石油事情とともに気をとめておかないといけないのかも知れません。
米株式は原油安を背景に下落し、NYダウは前日比188.88ドル安の16431.78ドル。 ドル円は欧州、米国の経済指標悪化が続きリスク回避の円買いドル安が進み111円台をつけています。米10年国債利回りは1.72%に低下。
【NY金 日足】
原油安の動きで不安が募ります。リスク回避の動きで金利が低下し、「金」も買われています。勢いづくのかまだ判りませんが、高値からの日柄を考えればまだ切り返しが早いように考えています。高値追いは避け、3月までの推移を慎重に考えます。予想レンジ1235~1185ドル。
【東京金 日足】
高値持ち合いの団子が出来てきています。これが上値の抵抗となり国内は勢いづかず。 新たな仕掛けをしづらい状況になっています。予想レンジ4420~4300円。
【東京白金 日足】
下を取りきるような崩れには至っていませんが、目先の重たさも感じます。ボラが低下してくる流れですが嵐の前の静けさかも。目先上値は重たさがあるものの強気方針を堅持。予想レンジは3420~3290円。
【東京ドバイ原油 日足】
今朝方の米石油協会(API)が発表した米原油在庫は前週比710万バレル増の5億620万バレル。市場予想の340万バレル増を大きく上回りました。サウジのヌアイミ石油相は米国内での講演で増産凍結を支持したものの「減産はない」と明言。この発言を受けてWTIが大きく切り下げています。
国内チャートは三角持ち合いを形成。上っ放れか下っ放れか・・・。増加の反面、処理量も増加しており協調減産に対しての材料も飽きがきており、今週G20やその後の中国全人代でリスクオンムードが戻ると見て個人的には上っ放れを予想していますが・・・。予想レンジは変わらず30000~18000円。
【東京とうもろこし 日足】
直近高値21570円(2/19)を越えられず。ファンド機関店の乗り換えは1/3 が残っています。
アウトルックフォーラムを前に作付け面積アナリスト予想が出ています。
コーン 8964万8000エーカー 昨年実績 8800万エーカー
大豆 8330万2000エーカー 昨年実績 8350万エーカー
このアウトルックフォーラムの予測数字はその後のUSDA需給報告のベースになります。
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