2014年6月11日水曜日

「金」 買戻しへ

おはようございます。
梅雨空で日差しはなく、汗がジンワリ出る朝。気持ち悪いです。

昨晩、夜間立会い始まりから「白金」が南アの賃金交渉の決裂を理由に高騰、また、21:20のNY金立会い始まりの時間に「金」が大きく上昇しています。

株式市場は相変わらずの高原状態。NYダウは3日連続の過去最高値更新。米長期金利は2.64%。週末に日銀金融政策決定会合が開かれますが、今のところ追加緩和の可能性は低いという見方からドル円には影響がなさそうです。

「東京金」は昨日終値時点で、日足のMACDがゴールデンクロスしています。「白金」「パラジウム」など他の貴金属高騰も国内では立派な買い材料となり得ます。
先週のECBの利下げ発表で、安値から切り返したNY金ですが投機筋の買戻し主導によるものと推察されます。先週末に発表されている6/3時点のCFTC建玉明細では

NY金 6/3 ロング 157,332枚 ショート 98,181枚 (1244.5ドル)
    5/27 ロング 155,615枚 ショート 82,224枚 (1265.5ドル)
    5/20 ロング 157,398枚 ショート 60,907枚 (1294.8ドル)

ここ数週間、買い越しが減少してきましたが、特にショートポジションが膨らんでいるのが分かります。
昨年安値をつけた6月末がピークでショートポジションは約13万枚、12月末で約11万枚でした。10万枚を超えるといっぱいと考える見方もできます。先週のECB利下げ前には約10万枚あたりまで膨らんでいたショートポジションが、先週のECB理事会、米雇用統計などのビッグイベントを経過し、事なきを得て買い戻しを始めてきたというシナリオかもしれません。
こうなると、昨年6月末のような下げは今年はないかも知れません。

4,200円台回復すると見て、上値を追っていきたいと考えています。



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