昨晩、オバマ大統領はニューヨーク市内の講演で金融規制について語ったと、当ブログでもお伝えしたが、本当に出来るのだろうか?
この法案は、公的資金を受けていながら金融機関だけが稼ぎすぎで高収入を得ているとの批判から国民には支持されているとのこと。年末にある中間選挙対策の1つとして、やると言ったからにはもうあとには引けない。なのでどんな事があろうと、この法案は通してくるに違いないと思います。しかし、骨抜きになる可能性が高いのではと。
理由としてまず1つ目に、もしもガチガチの金融規制を作った場合、アメリカだけがこの規制をかければ国際競争力上アメリカだけが衰退する。自爆である。やれるはずがない。
2つ目としては、アメリカの金融機関の1-3月期の決算発表でも分かるように、投資銀行部門とディーリング部門での収益が会社全体の収益で最も大きく稼ぎ頭となっている。ここを規制すればアメリカの金融機関の株価は奈落の底。それこそ、ダウは2番底どころではない。となれば、アメリカ経済はまた大変なことになる。中間選挙が控えている中こんな事が出来るはずもなく、ガチガチな法案にすることはできないだろうと当方では考えている。
短期金利はほぼゼロの状態で、長期金利は10年物の米国債が過去最大の財政赤字という事もあり、政策金利(FF金利)を下げても下がってこない。それを証拠に、住宅ローン・商業用不動産ローン・設備投資向けの中長期ローンなどの貸し出しが増えてこないどころか今年に入って減ってきている。ならば、金融機関の経営者は、見込みの無い中長期ローンの貸し出し業務よりも、ほぼゼロに近い金利で金を借りて、相場を張った方が早い。しかも、博打を打つだけ打って失敗しても国が助けてくれる。
こんな状況で本当の意味での金融規制なんて出来るのでしょうか?
2010年4月23日金曜日
GM(ゼネラル・モーターズ)じゃなくGM(ガバメント・モーターズ)?
アメリカ自動車大手のGMは、受けていた公的支援のうち融資分については返済したとのこと。1月の時点では6月末までに完済するとの予想でしたが、2ヶ月前倒しでの完済。
実際、1-3月期のアメリカでの自動車販売台数
47万5000台(前年比+16.8%)
乗用車 +15.2% トラック +18%
(乗用車より利益率が高い)
ただ、同社は米国・カナダ両政府から多額の出資を受けていて株式の大半が保有されたままとなっているので再上場はまだ先の話し。1-3月期のような状況が今後続けば可能性もあるが、懸念材料もある。
1、1-3月期がよい数字が出るための米国の策略だったとは言わないが、たまたまトヨタの問題があり、客が流れた。もう一度言うが、たまたまである。しかしトヨタは急回復して、販売台数を伸ばしているので次の決算期はガチンコ勝負である。最後にもう一度言うがたまたまである。
2、原油上昇によりガソリン価格も上昇している。トヨタのハイブリットカーの燃費はぬきにでている。本当に1-3月期並のまたそれ以上の販売台数を続けていけるのか?
あとは高級車の販売動向がどうなるかがポイントだと思います。因みに、トヨタ自動車の車が運転中に突然、急加速するとされる問題をめぐり、米運輸省が電子制御システムなどを詳しく調べるため、航空宇宙局(NASA)の専門家9人に協力を仰ぐことを決めたそうです。リコール問題でNASAがでてきたのは初めてだそうです。これもたまたま?
ガバメント【government】→政府
実際、1-3月期のアメリカでの自動車販売台数
47万5000台(前年比+16.8%)
乗用車 +15.2% トラック +18%
(乗用車より利益率が高い)
ただ、同社は米国・カナダ両政府から多額の出資を受けていて株式の大半が保有されたままとなっているので再上場はまだ先の話し。1-3月期のような状況が今後続けば可能性もあるが、懸念材料もある。
1、1-3月期がよい数字が出るための米国の策略だったとは言わないが、たまたまトヨタの問題があり、客が流れた。もう一度言うが、たまたまである。しかしトヨタは急回復して、販売台数を伸ばしているので次の決算期はガチンコ勝負である。最後にもう一度言うがたまたまである。
2、原油上昇によりガソリン価格も上昇している。トヨタのハイブリットカーの燃費はぬきにでている。本当に1-3月期並のまたそれ以上の販売台数を続けていけるのか?
あとは高級車の販売動向がどうなるかがポイントだと思います。因みに、トヨタ自動車の車が運転中に突然、急加速するとされる問題をめぐり、米運輸省が電子制御システムなどを詳しく調べるため、航空宇宙局(NASA)の専門家9人に協力を仰ぐことを決めたそうです。リコール問題でNASAがでてきたのは初めてだそうです。これもたまたま?
ガバメント【government】→政府